L-ピロリドンカルボン酸 の成分解説と安全性、役割

リカラ
トップ > 白髪染め・カラートリートメントの成分一覧 > L-ピロリドンカルボン酸

白髪染め・カラートリートメントの成分解説

L-ピロリドンカルボン酸

学名 L-Pyroglutamic acid
用途・効果
安全性 A ()
よく使われる商品例 化粧水、美容液、オールインワン、保湿クリーム、ボディケア、ヘアトリートメント、育毛剤

L-ピロリドンカルボン酸 とは?

化粧品成分名の中で「PCA」「L-PCA」と書かれていることが多い成分で、L-グルタミン酸から作られる天然由来の保湿剤です。
大豆や野菜にも含まれる成分ですが、通常はアミノ酸のグルタミン酸を加熱し、自己環化反応によって作られます。

L-ピロリドンカルボン酸は皮膚内の天然保湿成分の構成成分です。
そのままの形ではそれほど保湿作用は高くありませんが、角質層にはL-ピロリドンカルボン酸ナトリウムの形で存在し、高い保湿力を発揮します。
天然保湿成分(NMF)は、空気中や真皮の水分を吸湿することで角質層にうるおいを与えており、これが不足することで肌が乾燥してしまいます。
NMFは加齢とともに減少するため、肌の乾燥やごわつきを防ぐためにL-ピロリドンカルボン酸などを外から補うことが必要です。

また、L-ピロリドンカルボン酸ナトリウムは血管内で一酸化窒素の量を調節し、血流量や血管の伸縮をコントロールする役割があります。

L-ピロリドンカルボン酸 の安全性は?

刺激性が低く、天然由来であることから安全性は高いと考えられます。
副作用やアレルギーなどの報告も特にありません。
濃度を高くすると一時的に肌が赤くなる場合がありますが、特に刺激はなく、数時間で元に戻ります。

L-ピロリドンカルボン酸 の役割は?

保湿作用があり柔軟性と弾力性のある肌にするので、乾燥を防ぐ目的で保湿クリームに配合され、乾燥肌・敏感肌用の化粧水、美容液などの基礎化粧品にも使用されています。
また、角質層の水分を保持してシワを予防することを目的に、エイジングケア化粧品にも使われます。
そのほか、頭皮の血行を促進する上に保湿効果もあるので、育毛剤に配合することで頭皮環境の改善が期待できます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

[PR]当サイトは広告プログラムにより収益を得ています

注目の特集

先月の売れ筋ランキング

話題のテーマ

比較リストで確認

比較リストに追加した商品は「比較表を見る」ボタンを押すと、まとめて比較することができます。
比較表を見る

比較リストで確認