イカスミエキス の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

イカスミエキス

学名 Melanin
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 クレンジング、乳液、美容液、パック、マッサージ料、ファンデーション、シャンプー、コンディショナー、トリートメント

イカスミエキス とは?

イカのうち、コウイカ目とツツイカ目に属する種類のイカ墨のエキスで、通常は酵素分解した加水分解イカスミエキスとして使用されています。
エキスになったものは透明な薄黄色の液体で、酵素分解の際に色素がなくなります。

18種類のアミノ酸を含んでおり、これは髪や肌のケラチンタンパク質と同じです。
そのため、ダメージへアや肌荒れに作用するとされています。

また、イカスミにはリゾチームという酵素が含まれており、抗菌作用があります。
さらに、コンドロイチン硫酸というムコ多糖類の一種が含まれており、この成分とアミノ酸によってがん細胞やウイルスが死滅するといわれています。
これは、変性物質や細菌を破壊するマクロファージという細胞の機能が、コンドロイチン硫酸とアミノ酸によって飛躍的にアップするからです。

また、中国では止血作用や血液の流れを正常にする働きがあると考えられています。

イカスミエキス の安全性は?

イカスミはイタリアでは古くから料理に使用してきたものなので、安全性に関しては問題ないでしょう。

しかし、イカやイカスミにはトロポミオシンというタンパク質が含まれており、これは甲殻類アレルギーの原因物質です。
このアレルギーは症状が強く出ることが多いため、これまでにエビやカニなどの甲殻類でアレルギーを発症した経験がある場合、注意が必要です。

イカスミエキス の役割は?

加水分解イカスミエキスに関する研究を製薬会社が行ない、毛髪のダメージを修復する作用が確認できたとしており、ヘアケア製品に配合されています。
また、肌を保湿する天然保湿因子NMFはアミノ酸が主成分で、不足すると保湿作用が弱まるため、それを補う目的で使用されることもあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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