ラウロイルメチルアラニンNa の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ラウロイルメチルアラニンNa

学名 Sodium Lauroyl Methylaminopropionate
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、洗い流すパック、ボディソープ、シャンプー

ラウロイルメチルアラニンNa とは?

ラウロイルメチルアラニンNaはアミノ酸系と呼ばれる陰イオン(アニオン)界面活性剤の一種です。
ヤシ油やパーム核油を加水分解した後に、メチルアラニンというアミノ酸を結合させたもので、弱酸性です。
「ラウロイル」というのはラウリン酸という意味を持ち、水を油に溶かす働きと抗菌作用があります。
肌や髪に近いpHなので刺激が弱く、多くの自然派洗顔料やシャンプーに使用されている高級成分で、価格もかなり高価です。

通常弱酸性成分は洗浄力も起泡性もあまり高くないのですが、その中でもこの成分は泡立ちが良くクリーミーで、洗浄力も比較的高くなっています。
さらに、他の成分や水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンの作用を封鎖するキレート剤としての作用もあります。

ラウロイルメチルアラニンNa の安全性は?

ラウロイルメチルアラニンNaは、ある機関が2012年頃近畿大学との共同研究による結果として「細胞を破壊する」と発表したことがありました。
しかし大学側は後日大学名を削除させています。

またこの成分は古くから使用されており、多くの実験が行われてきました。
千葉科学大学薬学部教授の坂本一民氏によって「石けんより安全性において優れている」という研究発表が世界に向けて発信されており、こちらのほうが信ぴょう性は高いと考えられます。
また、キレート剤EDTAは旧表示指定成分でアレルギーを引き起こす危険性がありますが、ラウロイルメチルアラニンNaが配合されているとEDTAを添加する必要がありません。

もちろん肌が敏感な場合は、安全性が高いといわれる成分でも反応が起きてしまうことはあり得ます。

ラウロイルメチルアラニンNa の役割は?

アミノ酸系の洗浄成分の中では洗浄力が強いので、さっぱり系のシャンプーに配合されています。
クリーミーな泡立ちで低刺激なので、洗顔料にも使用されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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