レイシ柄エキスの成分解説と安全性、役割

キノコの霊芝の子実体（キノコの根から上の部分）のエキスです。
マンネンタケとも呼ばれ、中国では古くから非常に効能が豊かであると信じられてきました。
昔は古木10万本から2～3本しか見つからないといわれ非常に貴重なものでしたが、現在は人口栽培が主で、量産できるようになっています。
現在もその有用性について研究が進められていますが、免疫力強化作用、血小板抗凝固作用、抗がん作用などがあるとされています。
β-Dグルカンやカルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、鉄、銅、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれており、身体のバランスを整え、高い抗酸化作用で免疫機能を高め、血圧を安定させる効果が期待できます。

霊芝は食用には向かず、昔から乾燥させたものを煎じ薬として利用してきました。
後漢時代には既に薬として使用されてきたので、安全性は高いと考えられます。
しかし経口摂取の場合は長期間の使用でめまいや口渇、鼻血、血便などの副作用があることがわかっています。
また、キノコアレルギーがある場合は反応が出てしまう可能性があります。

霊芝の成分は原木や土壌からの豊富な栄養分によるものと考えられています。
そのため、人工栽培された霊芝に同じ効果が望めるか、はわかっていません。

2015年、メナード化粧品が霊芝の油性成分に肌の老化を防止する効果があると発表しています。
保水作用や抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果を狙って基礎化粧品などに使用されています。
また、メラニン生成に必要なチロシナーゼ酵素の活性を阻害すると考えられ、美白効果にも期待が寄せられています。