ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油

学名 PEG-60 HYDROGENATED CASTOR OIL
用途・効果
安全性 D ()
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワン、パック、マッサージ料、アイケア、ボディケア、ハンドケア、入浴剤、制汗剤、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、シャンプー、トリートメント、育毛剤、スタイリング剤

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 とは?

「POE硬化ヒマシ油」「POE水添ヒマシ油」とも表示される医薬部外品原料で、硬化ヒマシ油をポリオキシエチレン化合物でエーテル化した、非イオン(ノニオン)合成界面活性剤の一種です。
主に乳化剤、可溶化剤、分散剤として医薬品などによく使用されますが、保湿性が高いため肌の保護剤として化粧品にも添加されています。

ヒマシ油は英名をキャスターオイルといい、トウダイグサ科トウゴマの種子から抽出したもので、その流動性の高さから石けん、塗料、ワックス、医薬品、化粧品などに配合されてきました。
また、下剤として古くから使用されており、日本でも薬局方に登録されています。
1930年代に心霊治療家エドガー・ケイシーがヒマシ油でデトックス療法を提唱し、現在日本でもヒマシ油を塗って保湿や消炎、エイジングケア、ヘアケアなどが行なわれています。

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 の安全性は?

合成界面活性剤の一種ですが分子量が大きく、肌に浸透することはないので低毒、低刺激性が高く、比較的安全性が高いといわれています。
また、日本医薬品添加剤協会によると、動物実験で静脈内投与した結果アレルギー症状は見られなかったということです。
しかし容量によっては発赤やかゆみ、血圧低下が1時間ほど続いたという結果が出ています。
塗布の場合は心配する必要はないと思われますが、心配な場合はパッチテストを行ないましょう。

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 の役割は?

油性成分と水性成分を乳化し、成分をムラなく混ぜ合わせて粘性をつけ、使用感を良くするために配合されます。
また、最近は保湿作用、消炎作用があることから育毛シャンプーや育毛剤にも使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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