オレイン酸PEG-10の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

オレイン酸PEG-10

学名 PEG-10 Oleate
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、化粧水、美容液、保湿クリーム、ピーリング、マッサージ料、シャンプー

オレイン酸PEG-10とは?

モノオレイン酸ポリエチレングリコール、あるいはオレイン酸PEGとだけ記載されることもある非イオン(ノニオン)界面活性剤で、乳化剤や可溶化剤として医薬部外品などにも使用されています。
淡い黄色~黄色の液体で、ラードのような特異なにおいがあります。

オレイン酸は動物性脂肪、植物油に多く含まれる一価不飽和脂肪酸で、不飽和脂肪酸の中では最も酸化されにくいという特徴があります。
オレイン酸は脂肪酸なので水には溶けないのですが、酸化エチレンを付加して親水性にしたのがオレイン酸PEG-10です。
自己乳化性があるため、水性原料と油性原料にこの成分を添加すると、簡単に乳化することができます。
分散性も高く、各種成分を均等にムラなく混ぜる働きがあります。

オレイン酸PEG-10の安全性は?

医薬部外品の原料としても使用されており、安全性は比較的高いといえます。
また、現在この成分を配合している化粧品や医薬部外品はいくつかありますが、どれも添加されている量は非常に少ないので、それほど心配する必要はありません。
しかし、非イオン界面活性剤のほとんどは刺激性が弱いとはいえ、乾燥肌や敏感肌の肌には負担になる場合もあります。

オレイン酸PEG-10の役割は?

少量で高い乳化性、可溶化性、分散性があるので、油性・水性の成分を分離させることがなく、製品を安定させることができます。
配合量によってテクスチャーを変えることができるので、粘度が低めの化粧水からシャンプー、乳液、クリームまで様々な製品に配合できます。
また、メイクアップ落としとしても使用できます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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