水添ロジン酸ペンタエリスリチルの成分解説と安全性、役割

マツ科植物から抽出される固形樹脂を元にできる酸とペンタエリスリトールのエステルです。
薄黄色から薄褐色の透明ガラス状の原料で、適度な粘着性・粘度をもつ油成分として有効活用できる素材です。
このため美容製品などでは、皮膚の保護剤や増粘剤、皮膚柔軟化剤として用いられています。
光沢の付与や付着性を改善する効果にも期待がもてるほか、皮膚の保護や成分の粘性を高める目的で、スキンケア製品やメイクアップ製品のほか、ヘアケア製品などに配合される素材のひとつとなっています。

毒性や皮膚への刺激性などを確認した結果、陰性を示した成分とされていますので、特に使用に不安をもつ必要はないと言えるでしょう。
植物から抽出される成分を元につくられる素材でもありますので、安全性にも信頼がもてると言えます。

光沢の付与や付着性を改善する効果に期待がもてる油性成分です。
また、皮膚の保護や粘性を高める増粘剤として活用できることから、実に様々な美容製品に活用できる素材となっています。
皮膚だけでなく成分そのものをなめらかする油剤としても用いられているでしょう。
これらの作用から、乳液や美容液、クリームといったスキンケア製品全般、ファンデーションやアイシャドウ、口紅、マニキュアといったメイクアップ製品全般で活躍する素材と言えます。
また、頭皮や髪の表面をコーティングすることや、髪のキューティクルを保護することにも活用できることから、ワックスやジェル、クリーム、白髪染めといったヘアケア製品にも用いられる素材となっています。
メーカーにより安全性の高さも公表されているため、商品成分にこだわった製品にも用いられる素材となっているでしょう。