pH調整剤 の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

pH調整剤

学名
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例

pH調整剤 とは?

pH調整剤とは、化粧品を肌のpHである5~6に調整するために使用されるものです。
肌は弱酸性で、酸性またはアルカリ性が強すぎる成分をつけると刺激となるため、pHを調整して肌の数値に近づけることが必要です。
食品にもよく添加され、この場合はpHを4~5に調整し、腐敗や変色を抑える働きをします。

化粧品に配合されるアルカリ剤としては、以下のものが代表的です。
・水酸化ナトリウム
・水酸化カリウム
・トリエタノールアミン

酸剤にはこのようなものがあります。
・クエン酸
・クエン酸Na
・グリコール酸
・アスコルビン酸
・フマル酸
・リン酸

pHを調整し、肌を弱酸性に保つことで肌の皮膜が皮膚バリアとして働くことができます。
雑菌や外的刺激から肌を守るために、pHを調整することは非常に大切です。

なお、ピーリングの場合はわざとpHの酸性を強くし、肌に残っている古い角質を溶かして人工的に新陳代謝させています。
よく使用されるAHA(アルファヒドロキシ酸)はクエン酸、グリコール酸、リンゴ酸、乳酸などに含まれる成分です。

pH調整剤 の安全性は?

pH調整剤は安全な防腐剤と考えられており、使用量の制限が設けられていません。
上記のアルカリ剤や酸剤はどれも安全性が高いことが確認されています。
しかし、安全性は高くても濃度が高すぎれば肌に刺激があります。
また、人間の肌のpHは4.5~6が標準とされていますが、pH4.5の人はpH6でも刺激を感じるかもしれません。
pH調整剤が配合されている場合は、まず顔以外の部分で試したほうが安心です。

なお、一般化粧品には上記の各成分名が記載されますが、医薬部外品(薬用)の場合は「pH調整剤」と書けば良いことになっています。

pH調整剤 の役割は?

石鹸や洗顔料はpHが10程度とアルカリ度が高いため、pH調整剤を配合することで皮膚バリアが壊されません。
また、各成分の分離を防ぎ安定性を高める作用もあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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