フェノキシエタノールの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

フェノキシエタノール

学名 PHENOXYETHANOL
用途・効果 防腐剤として
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアスタイリング、頭皮ケア、入浴剤

フェノキシエタノールとは?

フェノキシエタノールはグリコールエーテルアルコールの一種で、抗菌・防腐剤です。
玉露の揮発成分として発見された成分です。

防腐剤は化粧品には不可欠な成分です。
製造中、どれほど工場を清潔にしても菌は入り込みますし、使用中雑菌のついた手で扱う訳ですから、防腐剤が配合されていなければあっという間に劣化してしまいます。
日本食品衛生協会によると、爪の長さが2ミリあると10本で細菌は63万個、3ミリだと340万個ついているそうです。
化粧品を使うたびに手を完全に殺菌することは不可能ですから、どうしても多少の防腐剤は必要です。

そこで最近まで防腐剤として最も使用されていたのがパラベンですが、危険性があるとして代わりに使用されるようになったのが、フェノキシエタノールです。

フェノキシエタノールの安全性は?

玉露の揮発成分であることから自然の防腐剤だとされ、自然派化粧品にも配合されています。
しかし厚生労働省のポジティブリストに収載されており、100gの化粧品中1.0gまでと使用量の制限があります。
これはパラベン(パラオキシ安息香酸エステル)と全く同じですから、パラベンに比べて安全性が高いということはありません。

必要不可欠な防腐剤ですから神経質になりすぎは良くありませんが、肌が弱い人は注意してください。

フェノキシエタノールの役割は?

防腐剤、殺菌剤としてすべての種類の化粧品に配合されています。
パラベンフリーと書かれている自然派化粧品の多くに使われていますが、パラベンに比べると刺激は若干少なくなりますが、その分防腐力が弱く、量を増やすか他の防腐剤も必要とします。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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