ポリエチレングリコール600 の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ポリエチレングリコール600

学名
用途・効果
安全性 ()
よく使われる商品例 (ポリエチレングリコールとして)歯磨き粉、ヘアカラートリートメント
(PEG-12として)洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、マッサージ料、ボディケア、ヘアカラー

ポリエチレングリコール600 とは?

ポリエチレングリコールは医薬部外品添加物で、化粧品に配合される場合はPEG-12といい、合成ポリマーの一種です。
酸化エチレンの重合体で、ポリエチレングリコールの分子量によって数字が変わります。
ポリエチレングリコール600は平均分子量が560~640程度で、凝固点が室温(15~25℃)のため、容易に凝固します。
水やエタノールに溶けやすく、主に溶剤や潤滑剤として使用されます。
主にシャンプー・リンス、育毛剤、薬用はみがき、浴用剤、染毛剤、パーマ剤などに配合される原料です。

ポリエチレングリコール600 の安全性は?

医薬部外品や化粧品に配合されている量であれば、皮膚についたり目に入ったりしても特に問題はないとされています。
しかし、この成分を製造している会社の製品安全データシートによると以下の記載があります。

・吸入した場合 新鮮な空気の場所に移し、安静保温に努め、直ちに医師の手当を受ける。
・皮膚に付着した場合 多量の水で石鹸を用いて洗う。炎症を生じた時は医師の手当を受ける。
・目に入った場合 直ちに大量の水で15分以上洗い流す。異常があれば医師の手当を受ける。

マウスやウサギでの動物実験でも軽度の毒性や刺激性が見られました。
歯磨きに配合されるほどですから通常の量では問題はありませんが、心配な場合はこの成分が配合されている医薬部外品や化粧品は避けましょう。

また可燃性があるので、火の近くでは使用しないほうが良いでしょう。

ポリエチレングリコール600 の役割は?

水溶性の合成ポリマーなので増粘作用があり、乳化剤として配合されます。
染料の溶剤としてカラートリートメントにも使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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