PPG-4セテスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

PPG-4セテス(別名:ポリプロビレングリコール-4セテス)

学名 PPG-4-Ceteth
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアスタイリング

PPG-4セテスとは?

セタノールに酸化エチレンと酸化プロピレンを付加したもので、モル数によってPPG-4セテス-1、-5、-10、-20があります。
石油由来の合成界面活性剤で、親水性が高く乳化剤や洗浄剤、可溶化剤などとして使用される、ノニオン(非イオン)界面活性剤です。

非イオン界面活性剤は主に乳化剤として使用され、分子量が大きいことから皮膚に浸透できるサイズではなく、安全性は高いと考えられています。
特にモル数が大きくなればその分分子が大きくなるので、皮膚の表面はともかく浸透することはありません。
また、イオン性があるものはタンパク質を変性させる働きがありますが、PPG-4セテスは非イオンなので皮膚や髪のタンパク質に影響を与えません。

PPG-4セテスの安全性は?

皮膚への浸透はまずないと考えられるので、それほど危険はありません。
特にPPG-4セテスはどれも乳化剤として配合されているだけで、洗浄剤はほかの界面活性剤が配合されているものがほとんどです。
成分表を確認し、この成分が真ん中以下にあるのであれば配合量は微量と考えられるので、過剰に不安がる必要はありません。
しかし肌が敏感な場合は、刺激となる可能性がない訳ではありません。

PPG-4セテスの役割は?

熱の影響を受けにくいので、季節に関係なく一定の粘度を持ったクリーム状テクスチャーを作ることができます。
また、分散作用もあるので各成分が固まったり偏ったりすることなく、製品の安定性を高めます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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