プロリンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

プロリン

学名 Proline
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント

プロリンとは?

プロリンは非必須アミノ酸の一種で、タンパク質のコラーゲンの中に多く存在しています。
タンパク質を構成するアミノ酸のうち唯一の環状二級アミンで、原子の形が特異なため、分子全体の形を左右します。

コラーゲンは他のタンパク質と違い、細胞の外で働くという特異性があります。
私たちの身体の体形を作っている非常に重要な成分なので頑丈な構造を作っており、その強度を作っているのがプロリンなのです。
さらに、プロリンに水酸基がもう一つついた「ヒドロキシプロリン」はほぼコラーゲンの中だけに存在し、コラーゲンの強度をさらに高めています。
さらに、一度破壊されたコラーゲンを修復し、ヒアルロン酸を増加させる働きもあるため、美容に大変重要な成分と考えられています。

プロリンの安全性は?

アミノ酸の一種であり、元々体内で作られる非必須アミノ酸ですから、安全性は高いと考えてよいでしょう。
なお、プロリンはゼラチンのほか大豆タンパクや小麦タンパクに多く含まれる成分なので、これらにアレルギーがある場合はパッチテストなどで一応反応を確認しましょう。

プロリンの役割は?

プロリンが構成するコラーゲンの作用を期待して、多くの化粧品やヘアケア製品に配合されています。
しかし分子が大きいため、肌の表面から奥に入ることはできません。
そのため、真皮細胞修復作用までは期待できませんが、保湿力が高く角質層の新陳代謝を促してくれますし、皮膚とのなじみも良いため、日常のお手入れには十分でしょう。
頭皮や髪のコンディションを整える作用から、ヘアケア製品にも配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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