レゾルシン の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

レゾルシン (別名:レゾルシノール)

学名 Resorcinol
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 クレンジング、化粧水、美容液、保湿クリーム、パック、ヘアカラー・白髪染め、頭皮ケア

レゾルシン とは?

レゾルシンはレゾルシノールともいい、ベンゼンスルホン酸から化学合成で作られる有機化合物の一種です。
白色の針状結晶で、防腐剤、殺菌剤、鎮痛剤、色素の製造などに使用されている二価フェノールです。
また、タイヤコードや木材の接着剤、樹脂の紫外線吸収剤などの原料としても広く使われています。

角質を溶かす働きがあるので、新陳代謝が乱れた肌に使用するとニキビを予防し、フケを防止する作用があり、医薬部外品や頭皮ケア製品によく使用されています。
また、皮脂過剰が原因で起こる脂漏性湿疹や、フケや角質が毛穴に詰まって起こる粃糠性(ひこうせい)脱毛症の治療薬としても使用されています。

レゾルシンは二剤式ヘアカラーのカプラーでもあります。
カプラーとはそれ自体では発色せず、他の染料と反応して発色する調色剤のことで、レゾルシンを添加することで様々な色調を出すことができます。

レゾルシン の安全性は?

レゾルシンは殺菌作用が強く、刺激性や毒性があるため、旧表示指定成分になっています。
また、化粧品や医薬部外品への配合は100g中0.1gまでという規定があります。
主に二剤式ヘアカラーや白髪染め、パーマ剤に配合されており、頭皮細胞にダメージを与える可能性があるため、注意が必要です。

なお、医薬品のレゾルシンには副作用として頻脈、胃腸障害、めまい、痙攣、腎障害、ヘモグロビン血症などが起こる危険性が記載されています。

レゾルシン の役割は?

殺菌作用があるため、クレンジングや頭皮ケア製品に使用されています。
また、様々な色を作ることができるので、非常に多くのヘアカラー・白髪染めに配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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