センブリエキスの成分解説と安全性、役割

リンドウ科のセンブリと呼ばれる草から抽出されるエキスです。
センブリは日本や中国、朝鮮半島などに生息し、薬草として用いられてることでも有名な植物です。
生薬名では当薬と呼ばれ、日本で独自に発達した生薬のひとつとしても知られています。
強い苦みのあるハーブとしても知られており、センブリという名称も「千回振り出しても苦い」という意味合いから名付けられたと言われています。
健胃作用のほか、肝機能改善作用、末梢血管拡張作用などがあることで知られる生薬のひとつです。
そんなセンブリから抽出されるこのエキスには血行促進などの作用に期待がもてることから、スキンケア製品やヘアケア製品の素材としても活用されるようになっています。
特に育毛ケア製品においては注目成分のひとつとして取り扱われています。

古くから健康のために用いられてきた素材ですので、安全性にも信頼がもてると言えるでしょう。
アレルギーなどが発生する恐れも、極めて低い天然成分のひとつと言えるでしょう。
使用に不安がある場合には、事前にパッチテストなどでチェックを行うことをお勧めします。

本来、健胃作用などをもつ生薬として用いられてきた素材でしたが、血行促進や細胞分裂の活性化が確認されて以降、スキンケアやヘアケアの成分としても活用されています。
一般的な化粧水や乳液、美容液といった基礎化粧品から、アンチエイジングを目的としたスペシャルスキンケア商品まで、幅広く活用される素材となっているでしょう。
ヘアケア製品においては、シャンプーやコンディショナー、白髪染めなど以外にも、発毛促進効果にも期待がもてることから、育毛剤や育毛シャンプーといったスカルプケアや育毛ケアを目的とした商品にも配合される機会が増えてきています。
センブリは日本人にとって馴染み深い植物でもあることから、親しみやすく好まれやすい素材のひとつとして取り扱われているでしょう。