安息香酸Na の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

安息香酸Na

学名 Sodium Benzoate
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、ハンドケア、リップケア、入浴剤、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、口紅、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、スタイリング剤、頭皮ケア

安息香酸Na とは?

安息香酸Na(ナトリウム)は防腐剤として食品や化粧品に添加されている成分で、元々はエゴノキ科の植物ベンゾインの樹脂に含まれていた成分ですが、現在は化学合成されています。

安息香酸Naの防腐作用は殺菌作用ではなく、微生物や雑菌、カビなどが増殖しないよう抑える抗菌作用です。
化粧品の成分は細菌やカビを繁殖させやすく、さらに使用するたびに指などから菌が入り込みやすいためです。

安息香酸Naは欧米では一般的に使用されていますが、日本では配合量に制限があり、化粧品の場合安息香酸塩類は100g中1.0g以下と規定されています。
ほんの少量の添加で十分な効果があるので、非常に多くの化粧品に配合されています。

安息香酸Na の安全性は?

経口摂取の場合は大量に摂ると毒性があるとされていますが、皮膚に使用した場合、規定量以下であればそれほど問題はありません。
しかしまれにアレルギーを引き起こすことがあり、旧表示指定成分になっています。
すでに何らかのアレルギーを持っている場合は、パッチテストで安全性を確認するようにしてください。

なお、安息香酸NaはpH8(弱アルカリ性)以上の環境では抗菌性を失うという欠点があるため、安定性の高いパラベンと一緒に配合されていることが多いです。
パラベンは一時毒性が指摘されましたが、防腐剤の中では最も広範囲の微生物や菌に有効で、しかも最も少ない量で高い防腐性を発揮する成分です。
あまり神経質にならず、できるだけ含有量が少ない製品を選べばよいでしょう。

安息香酸Na の役割は?

簡単に水に溶け、微生物の繁殖を抑制するので、非常に多くの化粧品に配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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