炭酸ナトリウム の成分解説と安全性、役割

リカラ
トップ > 白髪染め・カラートリートメントの成分一覧 > 炭酸ナトリウム

白髪染め・カラートリートメントの成分解説

炭酸ナトリウム (別名:炭酸ソーダ)

学名 Sodium carbonate
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 オールインワン、ボディケア、入浴剤、制汗剤

炭酸ナトリウム とは?

「炭酸ソーダ」「炭酸二ナトリウム」とも呼ばれるアルカリ金属炭酸塩で、医薬部外品の原料になる成分です。
水酸化ナトリウムと二酸化炭素、あるいは炭酸水素ナトリウムから作られます。
また、塩湖や天然の鉱物トロナから採る方法もあり、世界の全生産量の約3割はトロナから精製されたものです。

アルカリ性が強く、似た作用を持つ重曹やセスキ炭酸ソーダと比較してpHが高く、自然派洗浄剤として使用されています。
油脂やタンパク質をある程度乳化・分解することができます。
また、食品添加物としても使用されており、麺にコシを与えるかんすいの主成分です。

温泉には重曹泉という種類がありますが、重曹水は加熱すると炭酸ガスを出して炭酸ナトリウムに変化します。
アルカリ性が強いので皮膚表面のタンパク質が軟化し、脂肪や老廃物と乳化して落としやすくする作用があります。
また、皮膚の新陳代謝を高めるのでケガにも良いといわれています。
温泉の湯の花にもこの作用があり、市販されている温泉の素や入浴剤にも炭酸ナトリウムが配合されています。

炭酸ナトリウム の安全性は?

人間の皮膚のpHが4.5~6.0の弱酸性、中性は7.0程度なのに対し、炭酸ソーダはpH11.2とアルカリ度が非常に高いため、皮膚や眼への刺激があります。
ただ、化粧品に配合される場合の濃度は非常に低いので、それほど心配する必要はないでしょう。

炭酸ナトリウム の役割は?

皮膚の角質層を軟化し、汚れや古い角質層を落とす作用があるので、肌の健康なターンオーバーを促すものとして入浴剤やボディケアなどに配合されています。
また、脂性肌は酸性に傾いているため、制汗剤に炭酸ナトリウムを配合することでpHが調整される効果が期待できます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

[PR]当サイトは広告プログラムにより収益を得ています

注目の特集

先月の売れ筋ランキング

話題のテーマ

比較リストで確認

比較リストに追加した商品は「比較表を見る」ボタンを押すと、まとめて比較することができます。
比較表を見る

比較リストで確認