水酸化ナトリウム の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

水酸化ナトリウム

学名 Sodium hydroxide
用途・効果
安全性 A ()
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワン、パック、マッサージ料、アイケア、ボディケア、ハンドケア、除毛剤、入浴剤、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、BBクリーム、ファンデーション、アイライナー、シャンプー、ヘアカラー・白髪染め、ブリーチ、育毛剤

水酸化ナトリウム とは?

苛性ソーダともいわれる、食塩水(塩化ナトリウム水溶液)を電解したりイオン交換したりして作られる無機化合物です。
白い固体で水によく溶け、その水溶液は強いアルカリ性を示します。
強力な脱脂力があるので、業務用の洗浄剤などに配合されています。
また、鹸化(けんか)という化学反応があり、脂肪酸と混ぜると石けんになる成分です。

水酸化ナトリウム水溶液を薄め弱アルカリ性にすると、角質を柔軟にする作用があります。
また、酸性が強い成分のpHを調整するために配合されることもあります。
そのほか、カルボマーなどのアルカリ中和剤に混ぜるとゲル化するので、増粘剤や乳化安定剤としても使用されます。

水酸化ナトリウム の安全性は?

通常の使用であれば問題はありません。
ただし濃度5%以上は劇物とされ、肌についた場合きちんと洗い流さないと皮膚に浸透し、タンパク質を溶かしてしまいます。
化粧品には必ずアルカリを中和する成分も配合されているので心配する必要はないと思いますが、肌が敏感な場合は一応注意しましょう。

水酸化ナトリウム の役割は?

脱脂作用があるので、脂性肌や油性メイク製品を使用した際の洗顔剤に配合すると、油分をきれいに落とすことができます。
また、粘度を調整して使いやすくするために、クリームやジェルに配合されたり、pH調整剤としてヘアカラーやブリーチ剤、除毛剤に使われたりします。
多くの育毛剤に配合されていますが、これは頭皮を柔軟にしたり、成分のpHを調整して頭皮にやさしくしたりするためで、直接発毛や育毛に効果がある訳ではありません。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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