酸化Na の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

酸化Na

学名 Sodium Oxide
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、マニキュア

酸化Na とは?

酸化Na(ナトリウム)はナトリウムに酸素を混ぜて反応させたもので、無機物化合物の一つです。
水と混ぜると反応して水酸化Na苛性(かせい)ソーダに、空気中で加熱すると過酸化Naになります。
酸化NaはpH調整剤としての働きがありますが、通常は水酸化Naの形で使用されます。

酸化Naは水に混ぜると非常に強いアルカリ性を持ち、タンパク質を溶かす作用を持ちます。
その作用を利用し、薄めた水酸化Naの形で皮膚の柔軟剤として使用されます。
また、水酸化Naは脂肪酸と合わせることで界面活性剤の役割をし、固形石けんや洗顔料を作ることができます。

酸化Na の安全性は?

全米防火協会の規格によると、酸化Naは短時間の暴露でも一時的な健康障害を起こすというレベルになっています。
また、水酸化Naになるとアルカリ度が非常に強くなりますが、アルカリ性の化学物質は皮膚を腐食させ、目に入った場合角膜炎や視力障害、白内障・緑内障、失明などを引き起こす危険性があります。
さらに脱脂力が強いため、皮膚の弱い人が使用すると肌の乾燥を招きます。
通常は中和させて使用するので問題はないとされていますが、皮膚が弱い場合は注意が必要です。

酸化Na の役割は?

現在、酸化Naが化粧品に使用されることはほとんどありません。
水を加えた水酸化Naの形で多くの化粧品に配合され、乳液やクリームの乳化剤やpH調整剤として配合されたり、固形石鹸や洗顔料を作る際に添加されたりします。
また、脱毛剤(除毛剤)にもアルカリ度を高め、毛を溶かすために配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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