ポリアクリル酸ナトリウム の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ポリアクリル酸ナトリウム

学名 sodium prop-2-enoate
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 クレンジング、化粧水、乳液、美容液、オールインワン、パック、マッサージ料、アイケア、ボディケア、ハンドケア、入浴剤、化粧下地、マスカラ

ポリアクリル酸ナトリウム とは?

アクリル酸重合体のナトリウム塩で、吸水性高分子の合成ポリマーです。
親水性のカルボキシル基を持ち、水分をゲル化する作用があるため、重量の数百倍以上の水分を吸収・保持する機能があります。
しかし、水分の中にカリウムやナトリウムなどの陽イオンミネラルが含まれている場合、吸収力が落ちます。

日常では保冷剤や生理用品、紙おむつ、携帯簡易トイレなどによく使用されており、食品にも粘度調整剤として使用されています。
化粧品には乳化安定剤として配合されます。

なお、北海道のメーカーによって、この成分に老廃物を吸着したり皮膚の自然治癒力を高めたりする作用がある、という研究が行われています。
毛穴に入り込んだ汚れまで吸着し取り除くため、清浄作用、消臭作用、肌のリペア作用などがあるとして、すでにその機能に特化した化粧品も販売されています。

ポリアクリル酸ナトリウム の安全性は?

合成ポリマーの一種であることから、皮膚をラップしてしまうので良くないといわれています。
しかし、化粧品に使用されるポリマーは網目構造で平面を埋める構造にはなっていないため、密着性はありません。
刺激性やアレルギーに関する重大な報告もありません。
心配な場合は、目立たない部分でパッチテストしてみると良いでしょう。

ポリアクリル酸ナトリウム の役割は?

高い吸水性と保持力があるので、化粧品のテクスチャーの調整のために配合されます。
また、ポリアクリル酸ナトリウムには乳化作用や安定作用もあるため、様々な成分を均一に混ぜ、それを維持させる目的で使用されます。
その他、肌から老廃物を取り除き、さらに薄い皮膜で有害物質から守ることを目的に配合されているスキンケア製品もあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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