ステアレスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ステアレス

学名 Steareth
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、ハンドケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアケア

ステアレスとは?

ステアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルで、ノニオン(非イオン)界面活性剤です。
ステアレス-1から-100まで多くの種類がありますが、数字はモル数を示し、数字が小さければオイルに、大きければ水に近い性質になります。

鯨のロウやマッコウクジラの油を加水分解してできるのがステアリルアルコールで、ポリエチレングリコール(PEG)はエチレングリコールが重合したものです。
水溶性で、柔軟性が高い成分です。
洗浄剤、乳化剤、可溶化剤として配合されます。
原料は、石油由来のもの(-1、-9、-12、-17、-18)とヤシ油と石油の合成のもの(-2~-8、-10、-11、-13~-16、-20、-21、-25、-27、-30、-40、-50、-80、-100)があります。

ステアレスの安全性は?

ノニオン界面活性剤は界面活性剤の中では一番安全性が高く、特にヤシ油が原料のステアレス各種はほとんどの人には刺激となりません。
しかし界面活性剤はどれもタンパク質変性作用があるため、安全性が高いとはいえ手荒れや湿疹、かぶれなどを引き起こす危険性があります。
また、浸透力があるため細胞を傷つけられる可能性もあります。
乳化剤や洗浄剤として必要なものではありますが、できるだけ皮膚に触れる時間を短くするなどの工夫が必要です。

ステアレスの役割は?

油分と水分を乳化し感触を良くしたり使い心地を良くしたりする作用が高いので、乳液やクリームをはじめ多くの化粧品に配合されています。
アルコールやエーテルを使用せずに混ざりにくい物質を溶かしこむことができるので、肌への刺激が弱く、乾燥させません。
また、石鹸の泡立ちをよくしきめ細かい泡を作るため、洗顔料にも使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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