ステアリン酸ステアリル の成分解説と安全性、役割

ステアリン酸とステアリルアルコールのエステルで、合成樹脂や化粧品の基剤として使用される成分です。

ステアリン酸は動植物性脂肪の飽和脂肪酸で、抗酸化作用や保湿作用、抗菌作用などがあります。
そのため、体内から失われると肌が老化しやすくなり、たるみやシミの原因となります。

ステアリン酸ステアリルは植物由来の成分でワックスとしての機能があり、化粧品の粘度を調整したり、光沢を与えたりするために使用されます。
また、エモリエント剤として肌や髪の表面に薄い皮膜を作り、水分の蒸発を防いだり髪のキューティクルを保護したりする作用があります。

植物由来の成分で、安全性は高いと考えられます。

油剤として使用すると保湿作用や皮膚を柔らかく保つ作用があるため、美容液や保湿クリーム、ボディケア製品などに配合されます。
また、ダメージへアをコーティングして髪の成分が流出するのを防ぐため、トリートメント剤などにも使われています。