塩化ステアリルトリメチルアンモニウムの成分解説と安全性、役割

リカラ
トップ > 白髪染め・カラートリートメントの成分一覧 > 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム

白髪染め・カラートリートメントの成分解説

塩化ステアリルトリメチルアンモニウム

学名
用途・効果
安全性 ()
よく使われる商品例 ピーリング、制汗剤、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、パーマ剤、ヘアカラー・白髪染め、ブリーチ剤、頭皮ケア

塩化ステアリルトリメチルアンモニウムとは?

塩化ステアリルトリメチルアンモニウムは医薬部外品添加物としての名称で、一般の化粧品では「ステアルトリモニウムクロリド」と呼ばれている、陽イオン(カチオン)界面活性剤です。
陽イオンとは水に溶けると親水基がプラス帯電する界面活性剤のことで、マイナスを帯びた物質と引き合い、コーティングする働きがあります。
髪の表面は元々マイナスに帯電しているタンパク質でできており、さらにダメージを受けるとマイナスの作用が強まります。
この性質を利用し、ヘアコンディショナーやトリートメントによく配合され、髪を覆い、手触りを良くします。

また細菌もマイナスに帯電しているので、陽イオン界面活性剤によって覆われることで本来の働きが出来なくなるため、殺菌効果もあります。

塩化ステアリルトリメチルアンモニウムの安全性は?

医薬部外品添加物として認められてはいますが、タンパク質を変性させる働きがあるため、肌にやさしい成分ではありません。
そのため、薬用化粧品には1.0%、薬用せっけん・シャンプー・リンスには5%、育毛剤には3.0%までという規制があります。
染毛剤やパーマ剤に対しては規制がないものの、市販のヘアカラーや白髪染め、パーマ剤に配合されている場合は頭皮への刺激が心配されます。

塩化ステアリルトリメチルアンモニウムの役割は?

髪への吸着性に優れているので、シャンプー、コンディショナー、パーマ剤やヘアカラーなどに多く使用されています。
帯電防止作用や髪をしなやかな手触りにする作用がありますが、髪の表面を覆うだけで補修効果はありません。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

[PR]当サイトは広告プログラムにより収益を得ています

注目の特集

先月の売れ筋ランキング

話題のテーマ

比較リストで確認

比較リストに追加した商品は「比較表を見る」ボタンを押すと、まとめて比較することができます。
比較表を見る

比較リストで確認