エデト酸四ナトリウム の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

エデト酸四ナトリウム (別名:EDTA-4Na)

学名 Tetrasodium Edetate Dihydrate
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、マッサージ料、ピーリング、アイケア、ボディケア、ハンドケア、制汗剤、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアカラー・白髪染め

エデト酸四ナトリウム とは?

「EDTA-4Na」「エデト酸塩」「エデト酸四ナトリウム二水塩」「エチレンジアミン四酢酸・四ナトリウム」など様々な呼び方がある成分で、エチレンジアミンとクロロ酢酸ナトリウムの配合で作られるエデト酸の四ナトリウム塩です。
白色の結晶性粉末で、写真薬や金属工業助剤、洗剤の添加物として使用されます。

酸化防止、変色防止、殺菌、キレート、ビタミンCの安定化といった作用があります。
エデト酸には二ナトリウムもありますが、四ナトリウムのほうが溶解度が高く、また二ナトリウムが弱酸性なのに対し、かなり強いアルカリ性を示します。
それを利用して、酸化防止剤や殺菌防腐剤として化粧品や薬品に配合されます。

また、キレート剤として使用されることもあります。
キレート剤とは水分に含まれるミネラルを不活性化させる成分で、化粧品の様々な成分が金属イオンによって変質してしまうのを防ぐ作用があります。
さらに、金属をエサにする細菌の繁殖を抑制するためにも使用されています。

エデト酸四ナトリウム の安全性は?

エデト酸及びその塩類は旧表示指定成分になっており、アレルギーの可能性は低いものの、皮膚刺激があることがわかっています。
そのため、製品によっては配合量に規定があるものがあります(薬用せっけん、シャンプー、リンス、育毛剤、浴用剤、染毛剤など)。
最近日本では使用が減ってきましたが、海外産の石鹸などにはまだ多く使用されていることがあるため、特に肌が弱い人は注意してください。

逆に、金属アレルギーがある場合は、エデト酸四ナトリウムが配合された製品のほうが安心といえます。

エデト酸四ナトリウム の役割は?

製品の変質や雑菌の繁殖を防ぐために、スキンケア製品やメイクアップ製品に配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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