没食子酸 の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

没食子酸 (別名:3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸)

学名 3,4,5-trihydroxybenzoic acid
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 ヘアカラー

没食子酸 とは?

没食子酸は「もっしょくしさん」あるいは「ぼっしょくしさん」と読み、3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸とも呼ばれる有機化合物です。

没食子とはブナ科の植物の芽に蜂が産卵し、変形してこぶのようになったもののことで、タンニンを多く含んでいます。
そのほか、ハマメリスやお茶の葉などにも含まれています。
そのタンニン成分を加水分解してできた結晶が、没食子酸で、主に還元剤や青インクの原料、培養工学の試薬などになります。

また、タンニンはタンパク質と結合すると収れん作用が出るため、肌や髪を引き締める効果があります。
染毛料のヘナには没食子酸とタンニンが含まれており、これらがケラチンタンパク質でできた髪のダメージ部分に入り込んで定着し、髪を補修するといわれています。
さらに、タンニンにはメラニン色素を作るメラノサイト細胞が増殖するのを防ぐ働きがあり、美白効果も期待できます。

その他、ポリフェノールの一種で抗酸化作用があるため、活性酸素を除去して細胞の劣化を防ぎ、生活習慣病の予防効果もあります。

没食子酸 の安全性は?

酸化防止剤として食品にも添加されている成分なので、安全性には問題ないといえます。
しかし、濃度によっては肌や眼に入った場合刺激となるため、肌が弱い場合は目立たない部分で使用し、問題がないか確認しましょう。

没食子酸 の役割は?

没食子酸をヘアケア製品に配合すると、髪のダメージを補修することができると考えられます。
また、収れん作用によって髪が引き締まりハリやコシが出やすくなるため、業務用の毛髪セット剤に配合されています。
そのほか、脂性肌用化粧品やエイジングケア化粧品に配合すると、毛穴が引き締まり肌が滑らかになる効果が期待できます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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