硫酸亜鉛 の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

硫酸亜鉛

学名 Zinc Sulfate
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、ボディケア、フットケア、入浴剤、制汗剤、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、シャンプー、トリートメント、スタイリング剤、頭皮ケア

硫酸亜鉛 とは?

亜鉛を希硫酸に溶かし、結晶化させたものです。
亜鉛のサプリメントにも配合される成分で、亜鉛が約23%含まれています。

硫酸亜鉛には防腐作用や殺菌作用があるので、木材の腐食を防止するために添加されたり、農薬に配合されたりしています。
また、目薬に配合され、眼の表面にあるタンパク質と結合して皮膜を作り、細胞を刺激することで収れん作用を起こさせ、新陳代謝を促します。
また、毛細血管を収縮させて炎症を抑える作用もあります。
さらに、抗菌作用によって粘膜の常在菌の繁殖による結膜炎などの目の病気を予防・改善します。

化粧品には、肌を引き締める作用や雑菌の繁殖を抑える効果から、脂性肌用の化粧品、特に洗浄料に使用されます。
医薬部外品として、薬用石けんやシャンプー、制汗剤、育毛剤などにも配合されています。

硫酸亜鉛 の安全性は?

元々農薬として使用されてきた成分です。
現在は食品や医薬品にも配合されており、使用量を守れば問題はないと考えられますが、体内や目に入った場合刺激になることがあります。
そのため、「粘膜に使用されることがない化粧品」には100g中10g、「粘膜に使用されることがある化粧品」には配合禁止となっています。

硫酸亜鉛 の役割は?

薬用のスカルプシャンプーや口腔ケア製品、デオドラント系の薬用石鹸に配合され、抗菌効果を狙っています。
また、高い収れん作用があるのでスキンケア化粧品にも使われます。
その他、消炎作用があるので紫外線による日焼けを緩和し、毛穴の引き締め作用で頭皮の皮脂量をコントロールし、頭皮環境を改善する効果も期待できます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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