白髪染め・カラートリートメントの成分解説
硫酸2,4-ジアミノフェノール
学名 | |
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用途・効果 | |
安全性 | () |
よく使われる商品例 | ヘアカラー、白髪染め |
硫酸2,4-ジアミノフェノールとは?
硫酸2,4-ジアミノフェノールは、ヘアカラーや白髪染めに配合されているカプラー(調色剤)の一種です。
ヘアカラーや白髪染めに使用される染毛料は、それ自体に色がついている「直接染料」とそれ以外の酸化染料に分かれます。
酸化染料には「染料中間体」と「カプラー」があり、染料中間体はブリーチ剤の過酸化水素によって発色するタイプの染料です。
アレルギーを引き起こす危険性が高いパラフェニレンジアミンやパラアミノフェノールはこの中間体ですが、染料中間体だけでは色味が褐色系になってしまいます。
そこでカプラーも一緒に配合することで、鮮やかさを増したり別の色を作ったりすることができます。
硫酸2,4-ジアミノフェノールは、アルカリ剤や染料中間体と一緒にヘアカラーや白髪染めの1剤に配合されています。
2剤の過酸化水素(ブリーチ剤)と合わさると染料中間体が発色し、さらに硫酸2,4-ジアミノフェノールが中間染色体と反応して色を瞬時に変化させます。
例えば暗褐色のパラフェニレンジアミンに混ぜると、さらに濃いダークブラウンやブラックに変化します。
硫酸2,4-ジアミノフェノールの安全性は?
硫酸2,4-ジアミノフェノール自体も刺激性がありますが、この成分が使用される時には必ず染料中間体のジアミン系やフェノール系の酸化染料も配合されます。
そのため、刺激がさらに強くなりアレルギーを発症することが考えられます。
ジアミン系でアナフィラキシーショックを引き起こした例もありますので、必ずパッチテストを毎回行なうようにしてください。
硫酸2,4-ジアミノフェノールの役割は?
染料中間体の色を様々に変化させることができるので多くの美容院で使用され、地毛にできるだけ近い色を作って違和感をなくしたり、逆に染料中間体だけでは出せない深みのある色や鮮やかな色を作ったりすることもできます。
また髪の内部で反応が起こるため、色持ちが良いのも特徴です。
- Attention -
安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。
・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。
・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)
・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。