POE硬化ヒマシ油 の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

POE硬化ヒマシ油

学名 Ethoxylated hydrogenated castor oil
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、オールインワン、パック、アイケア、ボディケア、ハンドケア、制汗剤、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、パウダー、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、育毛剤

POE硬化ヒマシ油 とは?

POE硬化ヒマシ油は、硬化ヒマシ油とポリオキシエチレン化合物をエーテル化してできた非イオン(ノニオン)界面活性剤です。
「POE硬化ヒマシ油」「POE水添ヒマシ油」と記載されることもあります。

硬化ヒマシ油とは、ヒマシ油が不飽和脂肪酸が多く常温では液体となっているために、水素を添加して飽和脂肪酸に変化させて固体化したものです。
これにポリエチレングリコールを添加して非イオン界面活性剤にしたものがPOE硬化ヒマシ油で、結合した部分がポリオキシエチレン鎖となることからこのような名称になっています。

ヒマシ油はキャスターオイルとも呼ばれるトウダイグサ科トウゴマの種子から得られる植物油で、保湿や皮膚の保護作用があります。
しかし不飽和脂肪酸が約97%と非常に多いため酸化しやすいという欠点があり、POE硬化ヒマシ油の形にすることで安定性を向上させています。

POE硬化ヒマシ油 の安全性は?

人体への危険性はほぼないと考えられています。
界面活性剤の一種ではありますが、非イオン系なので皮膚から浸透しにくく、タンパク質で出来た細胞への影響もほとんどないとされています。

POE硬化ヒマシ油 の役割は?

酸化しにくい乳化剤として、多くの化粧品に配合されています。
ヒマシ油は粘度が高いので少量で製品にとろみを与え、使用感を良くしています。
また、保湿作用もあるので育毛剤にも使用され、多くの有効成分を均等に乳化し安定性を高める役割をしています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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