LPGの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

LPG

学名 LPG
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 ヘアカラー、白髪染め

LPGとは?

液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)のことで、日本では一般的にプロパンガスと呼ばれている、天然ガスの成分であるプロパンやブタンを主成分にしたガス燃料です。
家庭用に使用される成分はプロパンですが、工業用にはブタンが主成分です。
石油から精製されたものと天然ガスから分離されたものがあります。

圧力をかけると液体になり、噴射すると室温で気体に変化します。
この特性を生かしてLPGとほかの液体を混ぜて溶解し、それを缶などに詰めてエアゾールの噴射剤として使用されます。
引火性があるため、危険回避のために法律によって腐った玉ねぎのような臭いをつけてありますが、エアゾール製品用は臭いをつける前の無臭LPGを原料としています。
また、その際に有害な硫黄成分を除去しているため、原料への影響もありません。

泡の洗顔料やUVカットスプレー、ヘアムースなどに使用されることが多く、「ホイップ」「フォーム」「スプレー」「ムース」といった名称がついた製品はLPGが配合されていると考えて良いでしょう。

LPGの安全性は?

有害物質を排除してあるので、安全性は高いといえます。
しかし空気中でLPGの濃度が約2%~9.5%の場合、簡単に引火するという特性があるため、一応使用時には注意したほうが良いでしょう。
特にマンションや部屋の気密性が高くなる冬などは、あまり大量に使用すると危険です。

LPGの役割は?

成分を泡状にすることで使いやすくし、なじみが良くなるのでヘアケア商品によく使用されます。
また、メイクを包み込んで落とす力を利用した洗顔料やクレンジング剤は、肌への負担がかかりにくくなります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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