パラフィンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

パラフィン

学名 Paraffin
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、ハンドケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアカラー、カラーワックス、白髪隠し、スタイリング剤、頭皮ケア

パラフィンとは?

パラフィンは石油を蒸留して作られる有機化合物の一種です。
固形パラフィンと流動パラフィンがあり、固形パラフィンは常温ではロウ状の固体で、流動パラフィンは常温でも液体です。
非水溶性で非常に安定性が高く、酸化されにくい性質があります。
蒸留後の精製度が低いものは黒褐色をしており、重油やアスファルトがそれに当たりますが、化粧品や医薬品に使用されるものは非常に精製度が高くなっています。

ロウソクや着火剤などの燃料、クレヨン、食品添加物、医薬品のコーティング剤、パラフィン紙、フェイスパックなど様々な使い道があります。
また安定性が高いので、流動パラフィンが油剤として多くの化粧品に配合されています。ただし肌に浸透する作用はありません。
消化されないので下剤としても使用されています。

パラフィンの安全性は?

パラフィンのうち流動パラフィンはミネラルオイル(鉱物油)と呼ばれ、ワセリンは流動パラフィンと固形パラフィンを混合したものです。
「石油」「ミネラルオイル」と聞くと危険なイメージがありますが、ベビーオイルにも使用されており、安全性の高い成分とされています。
現在もミネラルオイルは危険視されており発がん性が疑われているため、食品添加物としてはほとんど使用されていませんが、医療現場では多く使用されています。
つまり医学的には危険性はないと認められている成分なのですが、落ちにくいので洗浄の際に肌に負担をかけることはあります。

パラフィンの役割は?

肌に乗せると薄い皮膜を作り、水分が蒸発するのを防いでくれるため、非常に多くの化粧品に配合されています。
また、油性のファンデーションやクリーム、口紅を練ったり溶かしたりして形作ったり、クリーム類の粘度調整などにも使用されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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