ポリオキシエチレンセチルエーテルの成分解説と安全性、役割

リカラ
トップ > 白髪染め・カラートリートメントの成分一覧 > ポリオキシエチレンセチルエーテル

白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ポリオキシエチレンセチルエーテル

学名
用途・効果
安全性 ()
よく使われる商品例 洗顔フォーム、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ボディケア、マッサージ料、フットケア、デオドラント・制汗剤、入浴剤、顔用・ボディ用日焼け止め、脱毛・除毛、パーマ剤、ブリーチ剤、ヘアカラー・白髪染め

ポリオキシエチレンセチルエーテルとは?

「POEセチルエーテル」とも記載される、セテアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルで、非イオン(ノニオン)界面活性剤です。
乳化剤・分散剤としてインキの塗料や医薬品、化粧品に配合されています。

非イオン界面活性剤は陽イオンや陰イオン、両イオン界面活性剤と比べて皮膚のタンパク質に刺激が少ないという特徴があります。
ポリオキシエチレンセチルエーテルはその中でも最も安定性が高く、油分と水分を均等に乳化させる働きがあります。
また、クリームの粘度調整剤としても使用されています。
一般の化粧品では「セテス-〇」「セテアレス-〇」などと表記され、〇の中に入る数字によってポリエチレングリコールの分子量が違い、分子量が大きいほど刺激が弱くなります。

ポリオキシエチレンセチルエーテルの安全性は?

非イオン界面活性剤は皮膚への刺激が少なく、特にこの成分は低刺激とされていますが、動物実験によると、ワセリン(ペトロラタム)の中に1%の濃度で配合したところ、塗布後数時間から10日前後の間に軽度の紅斑や浮腫、5%を超えると紅斑と浮腫の症状が強く出たとの結果が出ています。
また、ヒトによる知見では、ポリオキシエチレンセチルエーテル100%液によるパッチテストで若干の紅斑が認められています。
濃度が薄ければそれほど問題はありませんが、皮膚が敏感な場合は注意が必要です。

ポリオキシエチレンセチルエーテルの役割は?

成分を乳化・分散させる安定剤として基礎化粧品やクリーム、ヘアケア製品などに配合されています。
粘度を調整することが出来るので、肌なじみが良くなります。
また、可溶化剤として溶けにくい成分を混ぜ込むことができるため、マッサージ料や日焼け止めなどにも使用されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

[PR]当サイトは広告プログラムにより収益を得ています

注目の特集

先月の売れ筋ランキング

話題のテーマ

比較リストで確認

比較リストに追加した商品は「比較表を見る」ボタンを押すと、まとめて比較することができます。
比較表を見る

比較リストで確認