粘度調整剤の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

粘度調整剤

学名
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例

粘度調整剤とは?

粘度調整剤は化粧品に不可欠な成分で、とろみを調整するものです。
水分が多い化粧品に配合し、手に取った時すぐに垂れてしまわないようにしたり、成分が浸透しやすくなるように肌に定着させたりする働きがあります。
また、それ以外にも肌に皮膜を作ったり、各成分が偏らないよう分散させたり分離しないようにしたりする役割もあります。

主な粘度調整剤には、以下のものがあります。

・キサンタンガム デンプン由来で、保湿作用も強い
・デキストリン デンプン由来で、乳化安定作用もある
・BG(ブチレングリコール) アルコール系で、保湿作用が高い
・アラビアガム(アラビアゴム) アラビアゴムノキから採れる樹液で、乳化安定剤や固着剤としても使用される
・アルギン酸プロピレングリコール(PGA) 昆布由来で、油と水の乳化安定作用がある
・エチルセルロース パルプから作られ、皮膜形成作用が強い
・カルボマー 合成ポリマーの一種で、保水作用が高く、アルカリに反応して増粘する
・ポリビニルアルコール(PVA) 合成ポリマーの一種で、温水によく溶ける

これ以外にも非常に多くの粘度調整剤があり、それぞれ特徴があります。

粘度調整剤の安全性は?

元来「粘度調整剤」は成分名ではなく、一般化粧品であれば上記のような個々の成分名が記載されています。
しかし医薬部外品(薬用)の場合、厚生労働省で指定した成分のみ公表すれば良いことになっており、粘度調整剤は指定表示成分になっていません。
医薬部外品でもすべての成分を公表しているメーカーもありますが、「粘度調整剤」としか書かれていない製品も多くあります。

大量に添加する訳ではないのでどの成分もそれほど心配はありませんが、合成ポリマーの場合肌が敏感な人には刺激となることがあります。

なお、天然由来の粘度調整剤は合成ポリマーと違い腐敗しやすいので、別途保存料や酸化防止剤が配合されていることがほとんどなので、その成分にも注意しましょう。

粘度調整剤の役割は?

使用感を良くしたり、皮膚に定着させて有効成分の効果を持続させたりするために、ほぼすべての化粧品に配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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