無添加のヘアカラーってどうなの?本当に安全なヘアカラーを選ぶにはどうすればいい?-美髪ラボ

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無添加のヘアカラーってどうなの?本当に安全なヘアカラーを選ぶにはどうすればいい?
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「無添加」という言葉の意味を詳しく解説!!

最近色々な製品に「無添加」という言葉が使用されるようになりました。
しかし「何が」無添加か、という一番肝心なことがはっきり書かれていなかったり、実は元々その製品を作る時に使用しない成分をわざわざ「無添加」と書いていたりする例もあります。
一体「無添加」とは何なのでしょうか。

無添加の意味

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いつの間にか化粧品の世界では「無添加」=安全というイメージがつくようになりました。
しかし、実は無添加というのはとてもあいまいな言葉なのです。

「無添加」の意味や定義はメーカーによって違う!?

本来、無添加という言葉は「旧表示指定成分102種類無添加」という意味でした。
旧表示指定成分とは1980年に厚生省(当時)が告示した、アレルギーなどの皮膚疾患を起こす危険性がある成分のことで、当時はこれらの成分を配合した化粧品には必ず表記しなくてはなりませんでした。

1991年にこの表示は廃止され、全成分を表示する方式に変わりましたが、各メーカーが危険物を使用していないことをアピールするために、「(旧表示指定成分)無添加」という言葉を使い始めたのです。
勝手に使い出した言葉なので、使用定義はありません。
そのため、102種類のうち1種類無添加でも102種類無添加でも同じように「無添加」と表示できるのです。

もちろん成分表に書かれている成分をすべてチェックすれば、何種類旧表示指定成分が配合されているかはわかります。

しかし何十種類ものカタカナ・アルファベット表記をいちいち調べることは、容易ではありません。
ずるいメーカーはその点を突いて、大げさにいうと101種類添加してあったとしても、1種類添加してなければ「無添加」と表記してしまうのです。

さらにいうと、1980年当時は危険とされていたものでも、その後研究が進み危険性があまりないことがわかったものや、名称が変わったために旧表示指定成分のリストに掲載されていないものもあります。
海外で禁止されたため、実際には成分が違うのに名称が同じだったためにリストに入れられてしまったものもあります。

また、旧表示指定成分の代わりに使用されるようになった成分が、旧表示指定成分とほとんど変わらない毒性がある場合もあります。
表示指定成分は1980年当時に決められたもので、それ以降改訂されることはありませんでした。
ですから1980年以降に刺激性の強い成分が開発されても、リストには掲載されていないのです。

このように、旧表示指定成分自体に問題がないとはいえませんが、当時の研究で危険だとされたということは何らかの被害が多く見られたということですから、避けるに越したことはありません。
またメーカーによっては、102種類以外でも刺激が強いと思われる成分を独自に「無添加成分」としています。

これだけは避けたい!危険な成分

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102種類の旧表示指定成分のうち、ヘアカラー製品によく使用されていて危険度が高いものが4つありますので、覚えておきましょう。

ジアミン系の酸化染料←重篤なアレルギーの危険性

旧表示指定成分となっているのは「パラフェニレンジアミン」と呼ばれる酸化染料ですが、「〇×ジアミン」という名称のものは化学構造が似ているため、「ジアミン系」とも呼ばれており、アレルギーを引き起こす可能性が高い成分です。

特にパラフェニレンジアミンはほとんどの2剤式白髪染めに配合されています。
これはこの成分が作り出す色が黒褐色で、黒系や茶系の色を作るのに最も適しているからです。

しかし最もアレルギー性皮膚炎を起こしやすく、かゆみやかぶれ、頭痛などの軽い症状から、嘔吐、手足のしびれ、呼吸困難、アナフィラキシーショックなど命に関わることもあることがわかっています。
さらに発がん性も指摘されており、ヨーロッパでは使用禁止になっている国もあります。

過酸化水素水←髪のパサつきや細毛の原因に

過酸化水素は白髪染めなどの2剤に配合されているブリーチ剤です。
髪の内部にあるメラニン色素を破壊するために使われる成分ですが、アルカリ性なので弱酸性の髪にダメージを与えてしまい、パサつきや細毛の原因となります。

また、皮膚に付着すると炎症を起こすため、6%以上の濃度は劇物指定されています。
そのため白髪染めやヘアカラーに配合されているのは6%未満ですが、明るい色に染めるほど濃度が濃くなり、6%に近くなります。
そういったものが頭皮につき、数十分放置すると非常に危険です。

タール系色素←発がん性が疑われている

タール系色素は主にヘアマニキュアに使用されている染料で、酸化染料ほどの色持ちはしないものの、吸着力が高いという特徴があります。
髪だけについている分には問題はないのですが、自分で使用するとどうしても頭皮についてしまい、なかなか落ちません。

しかもタール系色素は石油のタールから製造されるもので、現在食品や化粧品に使用されているものは安全性が確認されているとはいえ、動物実験で発がん性が認められたといわれるものもあります。
また、化粧品として使用することは認められていても、粘膜に使用する口紅やアイライナーには禁止されているものもあります。

国によって基準が違い、世界的に安全性が確立されているものではないので、使用は控えたほうが良いでしょう。

合成香料←人によってはアレルギー発症の可能性

合成香料は旧表示指定成分102種類には入っていませんが、主に鉱物油から作られアレルギーやシミなどの原因となることがわかっており、旧表示指定成分と同じ扱いになっています。
合成香料によるアレルギーやアトピー、喘息などは化学物質過敏症の一つです。

成分は企業秘密のことが多いのですが、知られているものだけでも呼吸器への刺激やめまい、気管支炎、目や皮膚への刺激、血管障害、発がん性などが疑われている成分(アセトン、ベンゼン、アセトアルデヒド、ヘリオトロピンなど)が使用されています。

また、吸入による摂取は経皮や経口に比べ早く吸収されます。
そのため、場合によっては合成香料を嗅いで数分後、咳が止まらなくなり息ができなくなるなどの重篤なアレルギー症状が出ることがあります。

安全性と手軽さで選ぶならヘアカラートリートメント

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極力添加物の少ない製品で白髪を目立たなくさせたいのであれば、イチオシはヘアカラートリートメントです。
ただし、残念ながら添加物が全く入っていないものは存在しないと考えられます。

というのは、カラートリートメントは「化粧品」のカテゴリーに分類され、旧薬事法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)で規定されていることを守らなくてはならないからです。

その内容を簡単に書くと、「使用期限を記載しないものは、製造後未開封の状態で3年間は品質が変化しないものでなくてはならない」ということです。
カラートリートメントメーカーのサイトのQ&Aで、未開封の場合の使用期限が3年と書かれているのがほとんどなのは、そのためです。

言い換えると、消費期限が書かれていない場合、3年間持たせるために防腐剤や酸化防止剤などの保存料が添加されている、ということです。

カラートリートメントの場合シャンプー後に使用することが多く、浴室に置きっぱなしにしている人が多いようです。
温度も湿度も高い浴室で品質を保持するためには、添加物の配合は仕方がないことです。
ですから、あまりにも「無添加」にこだわりすぎないことも大切です。

当サイトお勧めのヘアカラートリートメントは

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できるだけ無添加成分が多いものや化学合成物質が比較的少ないもの、という観点で当サイトお勧めのヘアカラートリートメントを選んでみました。

①利尻ヘアカラートリートメント

日本で最初に生まれたカラートリートメントが、この利尻ヘアカラートリートメントです。公式サイトには「ジアミン」「タール系色素」「パラベン」「酸化剤」「シリコーン」「香料」「鉱物油」「4級アミン」の7成分無添加と書かれています。

旧表示指定成分以外でも、独自の調査で刺激があると判断したものは除外してあるので、安全度は高いといえるでしょう。

染料には現在最も安全とされる化学染料のほか、古くから使用されているシコンやクチナシなどを使っているので、安全でしかも人工的でない自然な色が楽しめます。

美容成分として配合されている利尻昆布も日本では古くから食されていたものですし、オドリコソウ、ローズマリー、セイヨウキズタ、アルニカなども国内外で昔から肌の健康のために使用されてきたものばかりです。

すべて自社工場で製造しており、2009年の発売以来使用者の声を反映させマイナーチェンジを繰り返しているので、その点でも信頼がおけます。

②ルプルプ ヘアカラートリートメント

ルプルプもジアミン系・タール系色素、香料、鉱物油、パラベン無添加の上に、アレルギーパッチテスト済みです。
天然染料はベニバナ、クチナシのほか藍の葉と茎を使用していますが、これはインディゴのことで、古くから使用されています。

ヘアケア成分として配合されているガゴメ昆布はタカラバイオと共同開発したもので、その保湿力の高さと安全性、育毛効果で特許を取っています。

他製品に比べると天然成分が少なめですが、アレルギーパッチテストを行なっている製品ですのでそれほど心配しなくても大丈夫でしょう。

③ピュアリッチパーフェクト

ジアミン・タール系色素、合成香料、石油系鉱物油、合成着色料、パラベン無添加です。
無農薬のシカカイ、ハイビスカス、ビルベリー、ウコン、アルガン種子、アッサム茶葉を配合し、頭皮への刺激を極力抑えています。
またpHにも配慮し、頭皮を傷めにくい弱酸性のテクスチャーにしています。

染料はHC染料と塩基性染料ですが、分子をより小さくすることで浸透度と速度がアップし、髪を傷めずに鮮やかに染めることができます。

④ヘアカラートリートメントスピード3

メディカルコスメで有名なドクターシーラボのカラートリートメントは、ジアミン・タール系色素、香料、鉱物油、パラベン、シリコーン無添加です。
HC染料・塩基性染料のほか天然色素のクチナシ、ベニバナ、ウコンを配合しているので、より美しく、しかも1回3分、3回程度でほとんど白髪が目立たなくなります。

ドクターシーラボらしく、髪の表面にうるおいを与える天然オイル・コラーゲン・セラミドや、ハリとコシを補修するプロビタミンB5・アシタバ・シルクプロテイン、頭皮環境を改善するセンブリエキス・シナノキエキス・ニンジンエキスなど、これでもかというくらい美容成分がたっぷり配合されています。

⑤ベネファージュ ヘアケアカラートリートメント

アデランス販売のカラートリートメントです。
ジアミン・タール系色素など旧表示指定成分、合成香料、パラベン、鉱物油フリーとなっています。
染料にはアカミノキ、ムラサキ根などの天然色素も配合しているので、深みのある髪色になりますし、退色を防ぐリピジュアやプロテシルなど、高機能成分もふんだんに配合されています。

ヒアルロン酸、アルガンオイル、コラーゲンなど頭皮の保湿や髪のしなやかさ、ツヤを与える成分や、ダメージヘアをトリートメントするペリセアやメドウエストリドなど高機能成分も入っているので、どんどん髪と頭皮の状態が良くなっていきます。

ただし高機能成分は化学合成されたものなので、旧表示指定成分になっていないとはいえ、頭皮に刺激を与える可能性もあります。

ヘナも植物性だから良いんじゃないの?

カラートリートメントが知られる以前は、植物性天然成分で髪を染めるといえばヘナでした。
ヘナはインドなどで古くから染料として使われている植物で、葉を粉末にしたものです。
髪だけでなく、腕などに模様を描くために使用され、色持ちが良いことで知られています。

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ヘナは染めるのに手間と時間が非常に掛かる

純正のヘナは全く添加物が含まれていないため、自然にまかせて染めなくてはいけません。
粉をお湯で溶いてペースト状にし、頭頂部から全体に塗っていきます。
その後タオルなどで覆い、放置します。

葉の品質によって違うものの、塗布後1時間以上かかることも多く、最初のうちは3時間近く放置しなくてはいけないこともあります。

また、ヘナ自体はオレンジ色の染料なので、茶系~黒系にするためにインディゴも使うのが普通です。
市販されているものの中には最初からヘナとインディゴが混ざっているものも多いですが、本来はヘナだけで一度染め、その後インディゴで再度染めます。
そちらのほうが色がきれいに入るのです。

脱色剤は配合されていないため、染めたのがはっきりわかるのは白髪部分だけです。
最初のうちは色落ちしやすいため、染めた後はできるだけシャンプーを使用せず、お湯だけで洗髪するようにしなければいけません。
これを繰り返しているうちに色がよく定着するようになり、1か月以上色持ちするようになります。

ヘナもインディゴも天然の植物なので、場合によっては植物アレルギーを起こすことがあります。
特にインディゴはアレルギーを引き起こしやすいといわれています。

注意!危険な成分を配合したヘナが出回っています

ヘナはインドから輸入されるものがほとんどですが、実はインドではパラフェニレンジアミンなど酸化染料入りのものが普通に売られています。
ヘナ100%で、しかも葉の品質が劣るものは染め上がりの色がかなり薄いため、酸化染料を入れることで着色力を強くしているのです。

ひどいものはヘナは全く使用せず、同じような色に着色した染毛力のない葉に酸化染料を添加しています。
素人が見極められるものではないので、よほど信頼のおけるメーカーが輸入したものでないと心配です。

最近流行のオーガニック、ボタニカルカラーはどう?

最近、美容院で「オーガニックカラー」「ボタニカルカラー」と謳ったヘアカラーを時々見かけます。
これは無添加のヘアカラーのことなのでしょうか。

名前に騙されないで!一滴でもエキスが入っていればオーガニック、ボタニカル

オーガニックとは有機栽培した植物、ボタニカルは植物のことです。
しかし成分をよく見ると、普通の2剤式の白髪染めやヘアカラー成分はそのままで、植物のエッセンシャルオイルやエキスをほんの少し入れただけなのです。

そのため、髪をアルカリ剤と過酸化水素脱色し、酸化染料で染めるという工程は全く同じです。
有機栽培の植物の精油やエキスを少し入れたからといって、薬剤が無害になることはあり得ません。

本当の意味でオーガニックカラー・ボタニカルカラーといえばヘナ染めのことです。
基本的にヘナは何もしなくても育つため、農薬や化学肥料の使用はありませんから、オーガニックカラーということになります。

しかし天然のものは収穫量が天候に左右されやすい上、その時の気候によって成分も大きく変わります。
そのため、現地では農薬を使用したり、粉にした後色々な化学物質を入れたりすることが多くなっているといわれます。

まとめ

「無添加」という言葉のあいまいさはおわかりいただけたでしょうか。
良心的なメーカーであれば何が無添加かしっかり記載されていますが、それでも防腐剤や酸化防止剤などの保存料は何かしら添加されています。

無添加であってもパッチテストは必ず行いましょう

mutenka

旧表示指定成分102種類(+合成香料)は無添加であっても、指定されていない刺激性成分はたくさんあります。
例えば防腐剤のパラベンは旧表示指定成分ですが、その代わりに使用されることの多いフェノキシエタノールはパラベンと同程度の毒性があるといわれています。

また、使用後すぐに反応は出なくても5年後10年後に症状が出てくることもあります。
天然由来成分でアレルギーが出てしまうこともあります。

そのため、できれば面倒でもすべての成分についてチェックしたほうが良いのです。
そこまでは無理でも、無添加と書かれている製品でも必ずパッチテストを行ないましょう。

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