前髪や生え際の白髪って本当に困りますよね。
目立つ上に染めにくいんですから。
老眼になってくると生え際がよく見えなくなって、あとで鏡を見たら「あっ!1ミリ塗れてない!」なんてことがしょっちゅう起こります。
さらに、きちんと塗っても色がしっかり入っていなくて、洗顔などでどんどん色落ちしてしまう場合も。
まだ前髪や生え際が無事な人は、できるだけ発生を遅らせるよう対策を取りましょう。
残念ながらすでに白髪が生えている人も、対処方法を知っておきましょう。
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このページの目次
前髪の白髪の特徴と注意点
前髪や生え際の白髪は最も自分の目に入りやすいところなので、つい抜いてしまう人が多いと思います。
しかし、本当に前髪だけにあるのでしょうか。
前髪だけに白髪があるように見えているだけかも
人によって違いますが、生え際や前髪に白髪が多い人は結構います。
しかしその部分に多いというだけで、実際にはほかの部分にも生えていることがほとんどです。
ホルモンの関係や日常生活によって白髪になりやすい部位があり、後頭部は比較的白髪になりにくいと考えられていますが、ならない訳ではありません。
特にショートカットの人は自分で後ろのほうをチェックすることが難しいので、気づいていないだけ、という可能性があります。
急に前髪や生え際にだけ白髪が増えた場合には要注意
家族や友人に確認してもらったけれど、後ろにはほとんどない…でも前髪や生え際には急に増えたという場合、ほとんどは日常生活に原因があると考えられています。
というのは、全身の中で最もよく動かす「目」がそばにあることと、加齢とともに表情が硬くなるために目以外の筋肉を使わなくなってくるからです。
使い過ぎれば疲労しますし、使わな過ぎると機能が低下します。
この両方の作用によって、前髪や生え際には白髪ができやすいのです。
また、顔の中と回りにはツボがたくさんあり、そのツボを結ぶ「経絡」をたどっていくとある内臓を通っているのがわかります。
つまり、その内臓の異常が白髪を引き起こしている可能性もあるのです。
前髪や生え際の白髪を増やす4つの原因
ここからは、実際に前髪や生え際の白髪が増える原因と思われることを一つずつ詳しく説明しましょう。
ホルモン異常、便秘や痔などの肛門の不調や病気の恐れ
おでこの上部は、ホルモン系統と肛門、直腸、大腸などのツボがあるといわれていますから、この部分に白髪や細毛が目立つということは、それらの内臓や系統に問題があることになります。
ホルモンには色々ありますが、特に男性ホルモンや女性ホルモンに関係しています。
そのため、精力減退や不能、生理不順や不妊などの生殖器の機能不全があると、おでこ上部に白髪が増えたり髪の毛が細くなったり、伸びなくなってきたりするのです。
美容院や床屋で前髪や生え際があまり伸びていないと指摘されたら、ホルモン系統に問題が起きている可能性があります。
女性の場合、冷えや栄養不足のほかストレスが非常に女性ホルモンの分泌に影響を及ぼすので、そういったところからもチェックすることが必要です。
また、おでこの生え際から2センチくらい上には肛門や直腸、大腸のツボがあるといわれ、この部分が白髪になると腸~肛門系の機能が不全になっている可能性があります。
特に多いのが便秘で、さらに便秘に伴う痔に苦しんでいる人の多くがその部分の髪に異常を起こします。
白髪や不自然なくせ毛、細毛などがその部分に現れた場合は早急に対処しなければいけません。
便秘や痔だけで済んでいればまだしも、潰瘍性大腸炎や大腸ポリープ、大腸ガン・肛門ガンなどに発展してしまうかもしれないのです。
視力の低下や目の使い過ぎによる眼精疲労
おでこの横からこめかみあたりの生え際までは、視神経のツボがあるとされています。
また目の回りには三叉神経や眼輪筋があります。
パソコンやスマホなどで目を酷使していると、これらの神経や筋肉が常に緊張するために血管が収縮され、血流が悪くなります。
眼精疲労の原因にはモニターの見過ぎ以外にも、モニターの位置や回りの明るさ、乾燥なども影響します。
たとえば、パソコンのモニターの位置が上過ぎると目を常に見開くことになり、乾燥しやすくなります。
逆に回りや画面が暗いと、目を細めたり画面に顔を近づけて凝視したりする状態が長くなるため、筋肉が常に緊張することになります。
眼精疲労の最初は目が充血することが多く、この時点で気づいて対処すれば白髪の原因にはなりません。
しかし仕事で毎日何時間もモニターを見る生活を続けていると、神経や筋肉の疲労が溜まり、血行がどんどん悪くなることで髪に栄養が届かなくなり、白髪や抜け毛になるのです。
近眼や遠視、老眼の場合さらに目を酷使しますから、目を休めることと同時に、度の合った眼鏡やコンタクトレンズを使用することが大切です。
白髪を抜き続けたことでメラノサイトの機能が低下
「白髪を抜くと増える」というのは都市伝説だ、といわれますが、多分それは若い頃に限ったことでしょう。
本来、若くて健康な髪は、毛穴一つから2~3本生えます。
加齢とともに段々細くなり、本数も減ってしまうのですが、まだ数本生えるパワーがある毛穴から1本抜いてしまったらどうでしょう。
毛穴の奥には毛乳頭があり、毛細血管から栄養を受けて毛母細胞に供給し、それが髪を作る素となります。
しかし白髪を頻繁に抜くことによってこの毛乳頭の回りが傷つき、同じ毛穴内の別の毛乳頭や毛母細胞にもダメージを与えてしまう可能性があるのです。
この毛母細胞の回りにはメラノサイトという色素形成細胞があり、メラニン色素を作り毛母細胞から生える髪に色をつける役割があります。
しかしこのメラノサイトも同時にダメージを受けるため、メラニン色素を作れなくなってしまいます。
すると髪に色がつかないまま伸びてしまうため、白髪となって生えてしまうのです。
特に前髪や生え際の白髪を抜いた時にかなり痛みがあるようなら、それだけ髪の根元は健康だということです。
しかし、しっかり根を張っている髪を無理矢理抜くことで、隣の毛の毛母細胞やメラノサイトへのダメージも強くなると考えてください。
肌に合わない化粧品や不十分なメイク落とし
女性には必需品の化粧品ですが、これが顔の回りの白髪を増やす原因となることがあります。
メイクアップ商品は昔に比べて非常に肌への密着度が高くなっています。
化粧崩れを防ぐという点ではとても助かりますが、落とす段になると大変です。
石鹸はもちろん普通の洗顔料でもなかなか落ちませんし、メイク落とし専用の商品でふき取るだけで済ませてしまう人もいます。
それでも目元や口紅など目立つところは丁寧に落としますが、肌色のファンデーションは目立たないため、きれいにしたようでも結構落としそこなっているのです。
ファンデーションの原料は合成界面活性剤・ポリマー(シリコーン)、防腐剤、合成香料、酸化鉄などです。
肌への安全性が認められたものばかりとはいえ、これらの成分を半日以上肌につけているのですから、肌に合わないと炎症を起こすことがあります。
これは基礎化粧品も同様ですが、肌に合わないとニキビができたり乾燥して粉が吹いたりしますよね。
そういったトラブルが顔の回りに起こることによって、メラノサイトの機能が衰えてしまうことがあるのです。
また、界面活性剤やポリマーによって肌への密着度が高くなるのですが、化粧崩れを防ぐ作用が強いものほど落ちにくくなります。
それが何日も生え際についたままだと、毛穴に入り込み皮脂を詰まらせたり、雑菌の温床になったりしてしまい、メラノサイトや毛母細胞に影響を与えてしまうのです。
シャンプーのすすぎ不足も原因に
もう一つ、落とし不足になりがちなのがシャンプーです。
最近は地肌をきちんと洗う人が増えましたが、洗い流し不足の人が多いようです。
美容院でシャンプーをしてもらうと、すすぎの時間がとても長いのに気がつくと思います。
一般的なシャンプーの場合3分はすすげ、という美容師もいますが、実際にはもっと短時間、あるいは時間はかけていても顔の回りや襟足部分のすすぎが不足していることが多いのです。
特に女性の場合、髪が長いとすすぐ際に顔に張り付いてしまうため、その部分まですすげていない人が多いようです。
高級アルコール系シャンプーだけでなく、多くのアミノ酸系シャンプーでも合成界面活性剤やシリコーン、それに類似するものが配合されています。
そのため顔の回りに吸着して留まりやすく、メラノサイトや毛母細胞に影響を与える危険性があります。
特に、高級アルコール系シャンプーの洗浄に使用されている界面活性剤の中には経皮吸収されるものもあるといわれており、細胞への影響が心配されています。
CMを打っている有名メーカーほどこういった化学物質が多く配合されているので、シャンプーはもちろんコンディショナーやトリートメントにも注意が必要です。
前髪や生え際の白髪への対処法
前髪や生え際が白髪になる原因を挙げましたが、これらを改めたからといって白髪が黒髪に戻るには時間がかかりますし、増えないまでも減ることはないかもしれません。
ですから、自分なりの対処法を作っておくのが得策ですね。
染める場合は、前髪だけを部分染めしましょう
一番確実なのは染めること。
顔の回りに白髪がたくさんあると、それだけで老けた印象を与えてしまいます。
逆に顔の回りさえ黒ければ、他の部分に白髪があってもそれほど目立ちません。
染める時には、できるだけ全体染めは避けましょう。
一般的な白髪染めはきれいに染まりますが、その分刺激も強くなります。
髪だけでなく頭皮までダメージを受けてしまうので、塗る部分はできるだけ減らしましょう。
前髪や生え際は自分で染められそうですが、できれば家族に染めてもらいましょう。
特に遠視や老眼の場合、肌には極力つかないようにしながら白髪の根元まで塗るのはかなり大変です。
自分で染める時には、こんなツルの短い老眼用メガネを利用するとはっきり見えてよく染められるかもしれません。
ただ、ツルの長さが合わないと髪の中まで入り込んでしまい、染めにくくなるのが難点です。
頭皮が気になる人は白髪用トリートメントや白髪隠しで
頭皮のことを気にしないで染めたいというのであれば、ヘアカラートリートメントがお勧めです。
漂白剤が含まれていないので黒髪を明るくすることはできませんが、刺激の少ない染料なので頭皮についても安心です。
ただし、これはヘアカラートリートメントだけではありませんが、前髪や生え際は染まりにくいものです。
これは、生まれたばかりの髪は白髪といえど傷んでいないためです。
白髪染めもヘアカラートリートメントも、傷んだ髪ほどよく染まります。
髪が傷んでいるとキューティクルが開いているため、染料が入り込みやすいからです。
さらにヘアカラートリートメントは着色力が若干弱いため、どうしても髪の根元は染まりにくくなります。
少しでもよく染めるためには、染料を塗った後に脂取り紙やラップを貼り付け、さらにシャワーキャップやタオルなどで保温しましょう。
保温するとキューティクルが開くので、染料が入り込みやすくなるのです。
ドライヤーを数分当てるという方法もあります。
範囲が狭いので、満足のいく染め上がりになるまで毎日こまめに染めるのも良いでしょう。
通常3回くらいで染まります。
ヘアスタイルの工夫で前髪や生え際の白髪を隠す
生え際の白髪がそれほど長くないのであれば、髪型で十分隠すこともできます。
基本は、前髪や生え際に視線が集まらない、ナチュラルな髪型にすること。
例えばこの写真のような、白髪を隠したいあまり前髪を長めにして全部下ろす髪型にすると、特に髪色が濃い場合非常にうっとうしく見えて、逆に目が行ってしまいます。
本人もうっとうしくてついかき上げてしまい、白髪がバッチリ見えてしまう危険がありますよね。
女性らしい髪型ですが、白髪隠しにはお勧めしません。
同じ前髪を下ろすのでも、このようにグラデーションを入れることでふんわり感が出て、重くありません。
生え際を隠している感がなく、とてもナチュラルです。
こちらもとてもナチュラルな感じです。
少しおでこを見せることでとても若々しい感じになりますし、隠しているというイメージがありません。
これは毛先だけにパーマをかけていますが、パーマをかけると多少の風ではおでこが出なくなるのでお勧めです。
人によって好みの前髪の長さは違います。
長めにして目に入るのが嫌な人もいれば、短くして肌にツンツン触れるのが気になる人もいます。
自分の好みをしっかり把握した上で、美容師さんと相談しましょう。
根本的な解決は食事の見直しから
このように対処法をしながら、ぜひやってほしいのが食事の見直しです。
「髪は血の余り」という言葉が中国にあるくらい、髪と栄養は関係が深いものです。
栄養が不足すると、末端の髪や爪には栄養が回らなくなるため、白髪や抜け毛になったり、爪が割れやすくなったりするのです。
六大栄養素といわれる炭水化物、タンパク質、糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維のどれが欠けても髪に影響を及ぼします。
最近糖質制限が流行っていますが、炭水化物はエネルギー源として必要なものですし、食物繊維も含まれています。
あまり厳しく糖質制限すると、特に食物繊維の多い野菜も制限の対象になってしまい、便秘の原因となります。
便秘というのは便の中の有害物質や老廃物が長く体内に留まることで、それらが再吸収されてしまいます。
よく便秘で吹き出物が出来たり肌が荒れたりするといわれるのは、毒素が排出されていないからです。
その毒素が頭皮にまで届くと、白髪や抜け毛の原因になってしまいます。
ですから、糖質は「控えめにする」程度に抑えましょう。
その上で特に積極的に摂ってほしいのが、ビタミンとミネラルです。
ビタミンCとEには強い抗酸化作用があり、紫外線による活性酸素でメラノサイトや毛母細胞が老化するのを防いでくれます。
また、ストレスが起こるとそれに対処するために、ビタミンCが多く消費されるといわれています。
ビタミンCは水溶性で体内に長く留めておけないため、毎日しっかり摂取するようにしましょう。
ビタミンEは植物性油脂やナッツ、魚貝類に多く含まれており、油溶性で体内に蓄積されるため、それほど不足することはありません。
しかしカロリー制限からこれらを極端に控えていると欠乏する場合があります。
若返りのビタミンと呼ばれるほど老化防止に効果がありますから、あまり制限しないようにしてくださいね。
また、ビタミンA(β-カロテン)やビタミンB2には肌を健康に保つ働きがあります。
ビタミンB12は色素形成細胞メラノサイトの働きを活発にし、葉酸は血液を作ります。
メラニン色素の材料も必要です。
これはチロシンという非必須アミノ酸から作られており、チロシンは必須アミノ酸のフェニルアラニンから作られます。
チロシンやフェニルアラニンはチーズや大豆に多く含まれているので、積極的に食べるようにしましょう。
さらに、ミネラルも髪の成長に重要な役割を果たします。
よくいわれるのが亜鉛です。
医学的には亜鉛と髪の関係が明かされた訳ではないのですが、髪に含まれる亜鉛の量が、髪が濃いほど多いことがわかっています。
そのため、亜鉛を多く摂取することで黒髪になりやすくなる効果が期待できるのです。
また、亜鉛は体内の酵素の構成成分です。
酵素の中には活性酸素を除去する働きがあるSOD酵素やカタラーゼがあり、亜鉛が補酵素となっています。
そのため、亜鉛を摂取することで活性酸素を除去し、メラノサイトや毛母細胞の老化を防ぐ助けとなるのです。
なお、これらの補酵素は亜鉛のほかタンパク質、銅、鉄、マンガン、セレンなどが含まれているので、これらのミネラルをしっかり摂りましょう。
特に銅は、アミノ酸のチロシンがメラニン色素を作る働きを促進する作用があるため、大変重要な成分です。
日本人は特にミネラルが不足しがちといわれていますので、サプリメントなどで効率的に摂ると良いでしょう。
栄養補給と同時に大切なのが、血行促進です。
どんなに栄養豊富なものを摂取しても、血流が悪ければ頭皮にまで届きません。
血行を促進させることも大切
食事で全身を芯から温めることは大変有効ですが、それと同時に直接頭皮の血行を良くしてあげることで、白髪の予防や改善につながります。
頭皮に直接働きかけるのが、マッサージです。
女性の場合生理などで血液が不足気味ですし、心臓や筋肉のポンプ力が男性に比べて弱いため、血液が頭皮まで届きにくくなっています。
特に地肌がほかの皮膚より赤っぽい場合、すでに血行不良を起こしていますから、早急な対処が必要です。
これは血液がその部分で停滞しているためで、スムーズに流れていないということです。
頭皮マッサージはスパでやってもらうような本格的なものである必要はありません。
それより1日5分程度を数回、軽く頭皮をほぐすような感じで動かすだけで十分です。
横・前から後ろへ、下から上へ、という流れで頭皮全体をマッサージしましょう。
うまくできない場合は、指圧でも十分です。
マッサージや指圧の際、指の感覚をよく感じ取ってください。
前頭部から頭頂部にかけてと側頭部の下のほうでは、かなり硬さが違うのではないでしょうか。
硬い部分を重点的に、あまり力を入れず、指を地肌に固定して軽く円を描いたり上下左右にゆするようにしてください。
面白いことに、これを続けていると頭皮の体温が上がり、シャンプー後髪の毛の根元が早く乾くようになるんですよ。
生えてしまった白髪を黒髪に戻すことはなかなか大変ですが、実際に白髪が減ったという人もいますから、不可能ではありません。
髪が生えてくる限り細胞は死んではいませんから、特に前髪や生え際に白髪が多い人は食事に気を使うと同時に、目を休めたり温めたりして緊張をほぐし、マッサージで血行をよくしてあげましょう。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。