産後の抜け毛や髪質の変化はなぜ起こる?健康的で綺麗な髪を取り戻す為にすべきこと-美髪ラボ

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産後の抜け毛や髪質の変化はなぜ起こる?健康的で綺麗な髪を取り戻す為にすべきこと
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産後に健康的で綺麗な髪を取り戻す方法とは!?

人によって若干時期はずれるものの、産後3か月前後から抜け毛が多くなってきます。
これは出産するとほぼ必ず起こることで、特に心配する必要はありません。

とはいえ、ブラッシングするたび、シャンプーするたびにごそっと抜けるのはあまり気持ちの良いものではありませんよね。
しかも、人によっては髪質が変わってしまうことがあります。

そのまま放っておいても大丈夫?と不安を感じる方は、ぜひこの記事を読んでしっかりケアしてくださいね。

産後の髪質の変化と女性ホルモンの関係性

kankeisei

妊娠中、出産後と女性の体内では様々な変化が起こっていますが、それがはっきり出るのが髪の毛です。

産後の髪質の変化に悩む女性は非常に多い

産後に髪質が変化し、このような悩みを持つ女性が多くなります。

・ブラッシングやシャンプーのたびにかなり抜ける
・髪にツヤがなくなった
・髪が乾燥しやすくなってぱさぱさになってきた
・ハリやコシがなくなってボリュームダウンした
・髪が全体的に細くなった
・白髪が増えてきた
・これまで直毛だったのに、クセが出て来た

これらの変化はシャンプーを変えても治せません。
髪質が変わったのは髪そのもののせいではなく、内側から来ているものだからです。

産後に髪質が変化するのは女性ホルモンの影響

髪の毛と女性ホルモンには大きな関係があります。
女性ホルモンのエストロゲンは女性らしい身体を作るために大切なホルモンで、その働きの一つに髪の健康を維持する作用があります。
女性ホルモンが多いほど髪の寿命が長く、健康で艶やかな髪を保つことができます。

しかし女性ホルモンは30歳前後が分泌量のピークで、その後はどんどん減っていきます。
そのため30代後半から髪の悩みが増え、40代になると加齢も手伝ってパサつき、クセ、ハリ・コシ・ツヤの減少、薄毛、細毛、抜け毛、白髪、ボリュームダウンと、あらゆる悩みが出てきます。

産後の髪質の変化が、これと全く同じだとお気づきでしょうか。
その理由は、産後は女性ホルモンの分泌量が一時的に減るからなのです。

女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンには、妊娠しやすくし、妊娠を維持させるよう女性の身体を変化させる働きがあります。
その副産物として髪の毛の寿命も伸び、通常なら抜けるはずの髪が成長し続けるため、妊娠中は抜け毛が少なくなるのです。

しかし、出産するとエストロゲンとプロゲステロンは役割が終了するため、一気に分泌量が減ります。
減るといっても妊娠前の量に戻るだけなのですが、妊娠中のエストロゲンは妊娠末期には血中で100倍に増えるといわれていますから、その差ははっきり髪に現れてしまいます。

それが抜け毛やパサつき、クセ、ハリやコシ、ツヤの減少、細毛、薄毛など髪質の変化の原因となるのです。

自然と元の髪質に戻る!?

出産後女性ホルモンが減るといっても、妊娠前と同じ量に戻るとお話しました。
しかし、だからといって自然に元の髪質に戻るとは限らないのです。
それはなぜでしょうか。

ケアを怠ると簡単には元の髪質に戻りません

妊娠中に増える女性ホルモンの量は人によって違います。
女性ホルモンは一生のうちにティースプーン1杯程度しか分泌されないため、妊娠中にホルモンが大量に分泌されるほど、出産後に残っているホルモンの量は少なくなります。

すると、妊娠前と同じ量分泌されるとは限らず、また同じ量分泌されてもその期間が短くなってしまうことが考えられます。
したがって髪質を戻す働きが弱くなってしまう可能性があるのです。

また、女性ホルモンはコレステロールから生成されるのですが、ストレスを感じると副腎がこのコレステロールを使って副腎皮質ホルモンを作り出し、ストレスに対処します。
すると女性ホルモンを作る材料が不足するため、質や濃度が低下してしまうことがあります。

産後は大変ストレスを受けやすくなるため、女性ホルモンの質自体も低下しやすいのです。
そうなると髪の毛の健康を維持する働きが弱まり、髪質を変化させてしまうことが起こります。

そのほか、授乳による栄養不足、産後の無茶なダイエット、運動不足、睡眠不足なども産後の抜け毛や髪質の変化の原因となります。
そのため、たとえ女性ホルモンの分泌量が元に戻っても、髪質も元に戻るとは限らないのです。

健康的で綺麗な髪を取り戻すには?

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上で書いたように、髪質の変化は女性ホルモンの分泌量のほか様々な要因が重なって起こるものです。
そのため以下のことを行ない、健康的できれいな髪を取り戻しましょう。

女性ホルモンを増やすのに効果的な栄養素と食べ物

女性ホルモンの分泌量が減ったままでは、いくら他の原因を改善しても効果が出にくくなりますので、何より最初に女性ホルモンを増やしましょう。

とはいえ、女性ホルモン自体を増やすことはホルモン注射しない限り無理なので、似た作用のある大豆イソフラボンを積極的に摂取しましょう。

イソフラボンは大豆製品すべてに含まれていますが、そのほとんどが「グリコシド型」と呼ばれるタイプで、分子が大きいため腸内細菌によって一度分解してから吸収されます。
腸内細菌の働きが悪いと吸収が悪くなるという欠点があり、平均すると吸収率は2割程度です。

もう一つのタイプが「アグリコン型」で、分子が小さいため吸収率が8割と高いのですが、このタイプに当てはまるのはしょうゆと味噌のみです。

効率的に摂取するには、アグリコン型のサプリメントも良いでしょう。
最近評判なのは「エクオール」ですが、エクオールはアグリコン型イソフラボンの中でエストロゲン様作用が弱めな「ダイゼイン」から作られているため、効果が出るまでに若干時間がかかります。

エストロゲン様作用が強いのは「ゲニステイン」で、きな粉に多く含まれていますので、牛乳や豆乳に入れて毎日飲むと良いでしょう。

ただし、ゲニステインはエストロゲンと化学構造が非常に似ているため、乳がんや子宮がんのリスクが若干高くなるという報告があります。

逆に、イソフラボンはエストロゲンの1,000分の1以下の効力しかないため、特に問題となるリスクはない、という意見もあります。
心配な場合は医師やサプリメーカーに確認するようにしましょう。

なお、イソフラボンは摂り過ぎると子宮内膜増殖が起こるというイタリアでの研究結果から、日本ではアグリコン型に換算して70~75mg/日が安全な上限摂取量とされています。

しかし、国民栄養調査(厚生労働省)によると、日本人の摂取量は平均して16~22mg/日と上限摂取量よりかなり少なめなので、それほど心配する必要はないでしょう。
ちなみに、豆腐1丁で60mg、納豆1パックで30~35mg程度です。
参考:http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/h0202-1a.html

サプリメントで摂取できるのは上限値が30mg/日とされていますので、特に海外のサプリメントを摂取する際には量に注意しましょう。

なお、女性ホルモンとは関係ありませんが、大豆製品は髪の成分となるタンパク質、ビタミン、ミネラルが非常に豊富です。
肉や魚に比べてカロリーが低く消化が良く、しかも安価ですから、どんどん利用しましょう。

もう一つ、女性ホルモンの材料となるのがコレステロールです。
しかし、必要な量の3分の2は体内で作られており、食事からの摂取は500mg/日程度で充分です。
ベジタリアンでない限り、過剰摂取に気をつける必要はあっても不足の心配はまずないでしょう。

適度な運動を習慣に!ストレッチは特にお勧め

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妊娠中、特に後半になると身体が重くてなかなか運動できなくなります。
しかも重いお腹を支えるためにどうしても身体が反り気味になりますから、腰に大変な負担がかかります。
また妊娠中だけでなく、出産後も赤ちゃんを長時間抱くため、腰への負担は減りません。

そのままにしておくと骨盤が元の位置に戻らず歪んでしまいますし、どんどん血行が悪くなり、卵巣や子宮の働きにも支障が出てきてしまいます。
血行が悪くなると女性ホルモンの分泌量が減ってしまい、抜け毛や髪質の変化だけでなく不妊を引き起こすこともありますので、できるだけ早いうちに全身を整えることが大切です。

しかし、出産後6~8週間は産褥(さんじょく)期といい、この期間に無理をすると身体の回復が遅れてしまいます。
最初は寝たままで行なえる腹式呼吸や足首のストレッチ程度から始めましょう。

その後、仰向けに寝た状態で顔だけ上げて腹筋に少し力を入れたり、左右の肩を交互に上げたりします。
両方の膝を立て、左右に倒してウエストや腰を刺激したり、片足をゆっくり上げて伸ばしたりと、負担のかからない程度のストレッチを増やしていきましょう。

産後2か月程度になるとかなり身体が回復してくるので、骨盤ベルトで形を整えながらストレッチの量を増やしていきましょう。
ヨガの「猫のポーズ」は、腰の筋肉を伸ばし血行を良くしてくれるのでお勧めです。

女性の身体は複雑にできている分元々血行が悪くなりがちなので、自宅にいる時はちょっとした時間を利用してストレッチするようにしましょう。

3か月後には体力が戻ってくるので、ウォーキングや水泳、ヨガ、ピラティスなどのエクササイズで積極的に身体を動かしてください。

なお、ストレッチは硬くなった筋肉をほぐす作用はありますが、筋力がなければまた腰に負担がかかり、血行不良になってしまいます。
寝たままで行なえるヒップリフトなどで、お腹と腰の筋肉を引き締めてあげましょう。

髪質や頭皮の状態に合ったシャンプーを使いましょう

ここからは、髪そのもののケアについてです。
あまり意識していないかもしれませんが、実際には出産時すでに髪の毛はかなり傷んでいることが多いものです。

お腹が大きい状態でシャンプーするのは大変ですから洗い方が雑になりがちで、すすぎ残したシャンプー剤に雑菌がつき、炎症を起こしやすくなっています。
また、出産時は頭を枕に押し付けることも多く、その摩擦で髪のキューティクルはかなり剥がれているのです。

そんな髪を洗浄力が強すぎるシャンプーで洗うと、剥がれたキューティクルの隙間から髪のタンパク質や水分、脂質がどんどん流出してしまい、ハリやコシ、ツヤのないパサパサの髪になってしまいます。

また、出産後しばらくは髪を洗う姿勢を長時間取るのが大変なので、皮脂やシャンプー剤が頭皮に残りやすくなります。
すると雑菌と紫外線によって過酸化脂質などに変化して毛穴に侵入し、毛根部がダメージを受けて抜け毛や髪質の変化を引き起こします。

このようなことを避けるために、シャンプーを見直しましょう。
出産後の過敏な肌にも安心なアミノ酸系シャンプーは、洗浄力や脱脂力が穏やかで頭皮と髪を乾燥から守ってくれます。

頭皮が保湿され柔軟性を取り戻すと、その下の血管が伸縮しやすくなるため血流が良くなり、髪に栄養が行き届きやすくなるのです。
また、髪の毛の皮脂を取り過ぎないので、摩擦によってキューティクルが剥がれたり、紫外線で髪がダメージを受けたりするのを防いでくれます。

髪の毛の洗い方や乾かし方も重要です

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せっかく高品質なアミノ酸系シャンプーを使用するのですから、洗い方や乾かし方も正しく行いましょう。

シャンプーのコツは、予洗で髪をしっかり濡らすことです。
美容院でシャンプーしてもらうと、予洗の長さが1分以上あるのに気づくと思います。
お湯でそれだけ時間をかけて洗うことで、表面の汚れや皮脂が7割程度落とされ、さらに髪に水分が浸透するためシャンプーが泡立ちやすくなるのです。

髪をしっかり濡らしたら、まずシャンプーを1プッシュして手のひらで泡立て、頭皮中心に指の腹でていねいに洗いましょう。
ショートカットなら、1プッシュで髪の毛まで洗えるはずです。
ミディアムやロングの場合は、途中で1~2プッシュ追加してください。

いくら刺激の弱いアミノ酸系シャンプーでも、使いすぎれば髪や頭皮の皮脂をすべて取り去ってしまいますから、少量で済むようしっかり予洗しましょう。

洗い終わったら、2~3分かけてすべてのシャンプーを洗い流します。
顔の回りや襟足はすすぎ残すことが多いので、髪の毛をかき分けながら頭皮中心にしっかり洗い流しましょう。

乾かす時は、まずタオルで水分を吸い取らせてからドライヤーをかけます。
地肌中心に温風を当て、あらかた乾いた時点で髪にも当てるようにします。
この時、ドライヤーをこまめに動かすようにして、1か所に2秒以上温風が当たらないようにすると、髪の傷みを最小限に抑えることができます。

髪が完全に乾く前に冷風に切り替え、キューティクルを整えてあげるとツヤが出やすくなり、さらに傷みにくくなりますよ。

時間がない時は、タオルドライの後大きめのタオルを頭からかぶってドライヤーの風を当てると、通常の半分の時間でダメージなく髪を乾かすことができます。
数分の時間も惜しいママさんは、ぜひお試しください。

なお、産後は疲労や出血のため貧血を起こしやすくなっていますので、髪の毛を洗う時はできるだけ下を向かないようにしましょう。
シャワーがないお風呂を使用している場合は、特に注意してくださいね。

湯船に浸かり、入浴後には頭皮マッサージを

出産後しばらくは雑菌が入りやすいため、湯船に浸かることはできません。
大体1ヶ月程度は禁止されますので、その間は少し高めの湯温設定にし、短時間で済ませるようにしましょう。

全身が温まる足湯だけでもしたいところですが、出血がひどくなる可能性があるため、医師や助産師に確認しましょう。

湯船に浸かってOKが出たら、しっかり全身を温めるようにしましょう。
筋肉がよくほぐされ、血行が良くなるので、髪にも栄養が届きやすくなります。

また、リラックスすると副交感神経が活発になるので自律神経が調整され、女性ホルモンの分泌量もアップし、これも髪に良い影響を与えます。
毎日は無理でも、できるだけゆっくり湯船に浸かる時間をひねり出しましょう。

入浴後は頭皮が柔らかくなっているので、頭皮マッサージを行ないましょう。
筋肉がほぐされて血行が良くなっているので、やさしくマッサージすることでさらに血流が良くなり、頭部の隅々まで栄養が届くのです。

頭皮マッサージをする時は、耳から上を中心に行ないましょう。
その部分から上は非常に細い毛細血管しかないため、普段から血液が流れにくくなっています。
毛細血管は血液が流れないと消滅してしまうため、ますます髪の毛に栄養が届きにくくなります。
マッサージして毛細血管にたっぷり血液を送り込んであげましょう。

パーマ、ヘアカラー、白髪染めは控えましょう

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産前産後のパーマやヘアカラーは特に問題ない、という美容師や医師もいますが、やはり極力避けたほうが無難です。

パーマやヘアカラー、白髪染めに使用されているアルカリ剤や過酸化水素はタンパク質を溶かす働きがあり、細胞のDNAを損傷させてしまいます。
産後しばらくは身体が疲労していて細胞も弱っているので、髪にダメージが出やすくなるのです。

また、日本ヘアカラー工業会でも、「病中、病後の回復期、生理時、妊娠中は頭皮や皮膚が過敏な状態になっていることが多いので、かぶれを起こす可能性がある」と書いています。
産後という言葉はありませんが、病後の回復期と似たようなものですから、やはり避けるに越したことはないのです。

また、これらの薬剤は赤ちゃんにも影響を与える危険性があります。
北九州の川野敦子さんという助産師さんは、胎盤からヘアカラーのにおいがすると話していますし、以前から羊水にシャンプーのにおいがするという話もありました。

実際に羊水の成分を調べた訳ではないので、もしかしたらママの髪からにおっていたのかもしれませんが、もし羊水に含まれるのであれば、母乳にも含まれている可能性が高くなります。

赤ちゃんの免疫力低下、アレルギー、アトピーなどの影響が出やすくなるともいわれていますので、妊娠~断乳までの間は極力避けたほうが安心です。

ママになってもおしゃれに気を配りたいという気持ちはよくわかりますが、この期間はカットだけで済ませ、ヘアバンドやスカーフなどで別のオシャレを楽しみましょう。

産後に使える女性用育毛剤で髪と頭皮にも栄養補給

産後の髪質の変化に悩む女性は多く、女性用育毛剤ではその点をしっかりケアしてくれます。
特に多い産後の乾燥や血行不良を改善してくれる成分が配合されており、それを直接頭皮に塗ることでとても効果が期待できるのです。

しかも、女性用育毛剤は男性用と比べて刺激性がなく、デリケートな状態の肌でも使えるよう無添加にこだわったものがたくさんあります。
「ベルタ育毛剤」「ミューノアージュ」「マイナチュレ」などはその点が特に優れていて、しかも効果が高いので人気があります。

また、特に二人目出産後の髪の悩みにフォーカスしているのが「エンジェルリリアンプラス」で、頭皮環境を悪くする乾燥や血行不良を改善する成分はすべて自然由来です。
もちろん一人目出産後でも使用できますよ。

産後の抜け毛や髪質の変化は誰にでも起こることです。
しかし、昔と比べて出産年齢が上がっていることや妊娠前の生活習慣などによって、女性ホルモンのバランスが崩れやすくなっています。

最近は20代でも若年性更年期障害に罹る女性が増えており、女性ホルモンの減少から抜け毛や薄毛だけでなく、更年期障害と同じような症状が出ることもあります。
そんなことにならないよう産後はしっかりケアをして、美しい髪を早く取り戻しましょう。

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