「カラートリートメントは上手く染まらない」という方へ。綺麗に染めるコツ教えます-美髪ラボ

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「カラートリートメントは上手く染まらない」という方へ。綺麗に染めるコツ教えます
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カラートリートメントについて詳しく解説!

ヘアカラートリートメントを使ってみたけれど上手く染まらなかった、という声を時々聞きます。
それでも納得して使用を続け、満足している人が大半ですが、最初にうまく染まらないとやはりがっかりしてしまいますよね。

しかし成分やしくみを知ると、なぜ染まりにくいのか、どうすれば染まりやすくなるのかがわかります。
そこで、今回はカラートリートメントについて詳しくご説明します。

口コミに見るカラートリートメントの評価

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どんな人気商品の口コミにも「染まらない」ということを訴える人が一定数います。
どんな内容なのでしょうか。

説明書通りに使用しても上手く染まらない!?

できるだけ偏りのない口コミとして、公式サイトではなく楽天市場内のショップで見てみましょう。

「使い方通りに試したが染まらない。何度すすいでも色落ちが止まらない」
「専用のキャップをかぶって30分以上おくことを2日に1回2週間試したが、白髪にはあまり色がつかなった」
「ラップを巻いて時間をかけたが、全く染まらなかった」
「1回で目立たなくなる程度に染まったが、その後毎日のシャンプーのたびに色落ちしてすぐ元の白髪に戻ってしまった」

ほとんどの人が2剤式の白髪染めからの変更で、ヘアカラートリートメントは初めてというケースです。
白髪染めとの染め具合の差にがっかりする人が多いことがわかりますね。

毛染めやカラートリートメントに対するよくある誤解

実際には説明書通りにやったのに上手く染まらない人は多く、それでも髪と頭皮の健康のためにと続けた人は高い評価をするようです。
たとえば利尻ヘアカラートリートメントの場合、「1週間程度しか色が持たない」「一気に染まるものではない」と書きながらも高い評価をしている人がとても多く、5段階評価の5と4で全体の約77%を占めます。

ヘアカラーとカラートリートメントは別物

この評価の差は、「ヘアカラーとカラートリートメントは全く違うもの」であると考えているかどうかの差です。
カラートリートメント使用者の多くは、2剤式白髪染めで髪と頭皮を傷めた人やアレルギーを発症してしまった人です。

そのため、染まり具合より刺激がないことや髪が健康になっていくことが一番の希望です。
使い慣れてくる頃には髪も自然に染まるようになり、コツも掴んできますから、満足度が高くなるのです。

ヘアカラーとカラートリートメントの染まり方の違いを簡単にご説明しましょう。

①ヘアカラー(白髪染め)

髪はこの図のように、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラの3構造になっています。
一番大切なのが真ん中のコルテックスで、この中に髪の色を決めるメラニン色素、タンパク質、水分、脂質などが含まれています。

キューティクルはコルテックスを刺激から守るうろこ状の硬いタンパク質で、通常4~10層程度になっています。

ヘアカラーの場合、まず1剤に配合されたアルカリ剤でキューティクルを無理にこじ開けます。
その後2剤の過酸化水素がコルテックス内のメラニン色素を破壊し、同時に1剤の酸化染料を発色させ、メラニン色素の代わりに髪に色をつけます。

酸化染料は元は小さい分子ですが、染色する際に分子同士が結合し、開いたキューティクルから逃げないサイズまで大きくなります。
この一連の作用によって、髪がしっかり染まります。

アルカリ剤で開いてしまったキューティクルは二度と元のようにしっかり閉じることはできません。
そのままにしておくと、コルテックス内のタンパク質や水分、脂質がどんどん流れ出てしまうため髪がパサパサになり、切れ毛や抜け毛を招いてしまいます。

そのためシリコーンなどのコーティング剤を配合したり、トリートメント剤を別につけたりして、髪を保護するのです。

しかしシリコーンの高い吸着性は、シャンプーなどで剥がれる際にキューティクルまで一緒に剥がしてしまいます。

また、トリートメント剤のほとんどにもシリコーンが配合されているため、同じようにどんどんキューティクルがなくなってしまいます。
するとコルテックスを保護することができなくなるため、さらに髪がボロボロになってしまうのです。

さらに、一番問題とされているのが染料です。
ヘアカラートリートメントに使用される染料は「酸化染料」といい、多くはパラフェニレンジアミンなどの「ジアミン系」とパラアミノフェノールなどの「フェノール系」です。

これらはどれも化学構造が似ているのですが、中でも最も危険とされているのがパラフェニレンジアミンです。
強いアレルギー作用があり、使用を続けると頭皮のかぶれや発赤だけでなく、全身に症状が広がることもあります。

最悪の場合アナフィラキシーショックで死亡することもあり、日本でも死亡例があります。
髪と頭皮のタンパク質を破壊し、頭皮から浸透するため、強いただれ、胃腸障害やめまい、吐き気、呼吸困難などの症例も多く見られます。

②カラートリートメント

カラートリートメントが主に使用している染毛料は酸化染料ではなく、メラニン色素を破壊する過酸化水素もキューティクルをこじ開けるアルカリ剤も配合されていません。

髪の表面にイオンの力で吸着する「塩基性染料」と、閉じたキューティクルの隙間から入り込む小さな分子の「HC染料」で内部に色をつけます。
これらの染料はメーカーによって「イオンカラー」「吸着型ピグメント」、「ナノ分子カラー」「浸透型ピグメント」などと独自の呼び方をしていますが、同じものです。

※利尻ヘアカラートリートメントの場合

2剤式ヘアカラーはメラニン色素を破壊してしまうため、退色しても元の髪色には戻りませんが、カラートリートメントはメラニン色素はそのままで髪に吸着しているだけなので、シャンプーごとに少しずつ色落ちします。

また、吸着力もシリコーンなどのコーティング剤のように強い訳ではないため色持ちは1~2週間ですが、キューティクルを剥がしてしまうことはないため、髪を傷めることがありません。

「トリートメント」の名の通り、髪の保護や補修に役立つ成分を多く配合してあり、さらに頭皮環境の改善が期待できるものもあります。
天然成分が多いものは化学物質に比べて頭皮への刺激も少なく、使い続けることでボロボロの髪が少しずつ改善されたという喜びの声が多く見られます。

また、きちんとしたメーカーは独自にパッチテストを行なう、あるいは旧表示指定成分を使わないなどの配慮をしています。
多くのカラートリートメントには天然成分が配合されており、これがアレルギーの原因になる可能性がないとは言い切れないものの、ヘアカラーのような重篤な被害は起きていません。

髪と頭皮をこれ以上傷めたくない、という思いが強い人ほど、たとえ多少染まりが悪くても髪のコンディションがどんどん良くなるカラートリートメントを使用し続けているのです。

髪質や状態によって染まり具合等は違うもの

何より知っていただきたいのが、カラートリートメントに限らず髪質や髪の状態によって染まり具合が違うということです。

特にヘアカラーの場合、傷んでいれば既にキューティクルが開いていたりなくなったりしていますから、アルカリ剤でキューティクルを剥がす手間なく酸化染料が浸透します。

また、ブリーチ剤の過酸化水素はアルカリ剤によってブリーチ力を高めるため、配合されているアルカリ剤をフルに脱色のために使用できることになり、脱色力が非常に強くなります。
そのため、ダメージヘアーほど染まりやすいのです。

カラートリートメントも原理は同じです。
キューティクルが開いているとHC染料が中に入り込みやすくなるため、1回でもそれなりに染まりやすくなります。

ところが塩基性染料はキューティクルに吸着しますから、吸着するべきキューティクルがダメージを受けているとすぐに剥がれてしまいます。
そのため、1回でそれなりに染まることはありますが、色落ちが早くなります。

また、髪のキューティクルは人によって層の厚さが違います。
アルカリ剤が配合されていないため、多ければ多いほどHC染料は入り込みにくくなりますから、やはり染まりにくくなります。

これまでにパーマがかかりにくいと美容院でいわれたことのある人は、カラートリートメントも染まりにくいと考えてください。

髪がしっとり系で油分が多い人も染まりにくいです。
キューティクルの表面には18-MEAという繊毛状の物質があり、頭皮の皮脂を根元から毛先まで送る働きがあります。

この成分はパーマやヘアカラーですぐに失われてしまうのですが、あまりパーマやヘアカラーをしてこなかった人や元々脂性肌の人は、髪全体に皮脂が行きわたっています。
この皮脂が染料を弾いてしまうため、染まりにくくなることがあります。

さらに、体温によっても染まり具合に違いが出てくるのです。
夏より冬、気温の高い部屋より低い部屋のほうが染まりにくいのをご存知の方は多いと思いますが、染料は温度によって染まり具合が違います。
これはヘアカラーでもカラートリートメントでも同じことで、温度が高いほど染まりやすくなります。

元々根元の白髪は髪の中では最も刺激に晒されている期間が短い健康な部分なので、キューティクルがしっかり閉じており染まりにくいのです。
さらにキューティクルは温度が高いほうが開きやすい性質があるため、頭皮の温度が低ければ染料が十分に吸着しにくくなり、ますます染まりにくくなります。

カラートリートメントで綺麗に染めるコツ

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このように、化学薬品で髪に無理な力を加えることなく髪を染めるカラートリートメントをうまく使用するには、それなりのコツがあります。
説明書に書かれていないこともありますので、一つずつ細かく見ていきましょう。

シリコーン入りのシャンプーの使用は止める

現在販売されているシャンプーの多くに、手触り改良のためのシリコーンなどのコーティング剤が配合されています。
コーティング剤が髪を覆ってしまうと、染料がキューティクルに吸着したり隙間から入り込んだりすることが難しくなるため、うまく染まらなくなってしまいます。

カラートリートメントを使用する時は、特に高級アルコール系のシリコーン入りシャンプーは使用しないようにしましょう。

また、カラートリートメントを乾いた髪に使用する場合は、コンディショナーやトリートメントの使用もNGです。
ほとんどのトリートメント剤にはコーティング剤が配合されているためです。

髪に整髪料等の成分が残っていない状態で使う

スタイリング剤も髪をコーティングするので、染料のつきや定着を悪くしてしまいます。
必ずシャンプーで完全に落としてからカラートリートメントをしてください。

初めて使う際にはケチらずたっぷりと使う

カラートリートメントの説明書に書かれている量を使っても、あまり染まらないことがあります。
説明書に書かれているのは、あくまでも平均的な日本女性の髪の量から割り出した使用量ですから、最初は多めに使用しましょう。

特に顔の回りや分け目、つむじなどには塗るというより「乗せる」感じで、白髪が見えなくなるまでたっぷり使用してください。

また、最初から全体に塗るのも良いですが、まずは白髪が目立つ部分だけを重点的にたっぷりの量で染めるのもお勧めです。
特にブラシを使用するとどうしてもつけた染料が移動してしまうので、目が細かいブラシを使用する時にはあまり広範囲に塗らないほうが良いでしょう。

洗髪後ではなく乾いた状態の髪に使ってみる

多くのカラートリートメントはシャンプー後の濡れた髪に使用することが基本です。
これは、バスルームが暖かいためと髪が濡れているため、キューティクルが開きやすくなり染料の定着が早くなるからです。

しかし、髪に残っている水分が多くなるとそれが膜となり、染料が定着しにくくなることがあります。
濡れた髪に使用してうまく行かなかった場合は、乾いた髪に使用しても良いタイプのもので、シャンプー前に使用してみることをお勧めします。

最も良いのはノンシリコーンシャンプーで洗い、一旦乾かしてからカラートリートメントを塗布することです。

前日までに洗うよう勧めているものもありますが、半日~1日たった髪には皮脂やほこりなどがついていますから、どうしても染まりが悪くなる傾向があります。
心配な場合はメーカーに確認すると良いでしょう。

放置時間を長くする(最低30分以上)

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放置時間が長ければ長いほど良いとは限りませんが、「長めに」と書かれた製品なら大丈夫。
例えば利尻ヘアカラートリートメントを乾燥した髪に使用する場合、「30分~1時間を目安に、長く置くのがオススメ」と書かれています。
特にこれまでヘアカラーで染まりにくかった人は、1時間程度放置すると良いでしょう。

しかし、グローイングショットカラートリートメントのように、シャンプー後の使用専用で、しかも5分程度の放置で良いと書かれているものは、長時間塗布していてもそれほど変化はないかもしれません。
詳しいことは口コミを参考にしたり、メーカーに問い合わせるようにしてください。

温める(室温、保温キャップ、蒸しタオル、ドライヤー)

染料をキューティクルにしっかり定着させるために、できるだけ温めましょう。
冬など室温が低い時はヒーターで暖め、シャワーキャップやラップで髪を包むだけでなく、さらに保温用のキャップや蒸しタオルを被ってください。

5分程度ドライヤーの温風をかけるのも定着を良くします。
汗が垂れない程度で、できるだけ頭部全体を温めてください。

使用後は、シャンプーせずにお湯で洗い流す

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乾いた髪に使用した後はシャンプーするのが一般的ですが、シャンプー剤によって染料が落ちることを避けるため、お湯で洗い流すだけ、という人もいます。
なかなか染まらない場合は、試してみると良いでしょう。

ただ、タオルドライ時にタオルに染料がかなりつく場合は、服や寝具を汚してしまうことがあるのでシャンプーしたほうが安心です。
また、頭皮に残った染料でかゆみや炎症を引き起こす危険性もあるので、異常を感じたらすぐシャンプーするようにしてください。

カラートリートメントを使う際に最も大事なこと

カラートリートメントとヘアカラーの違いがお分かりいただけたでしょうか。
髪を染めるという特徴は同じでも、成分も染まるしくみも違いますから、同じように考えないことが大切なのです。

1~2回試しただけで諦めず使い続けましょう

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カラートリートメントはヘアカラーや白髪染めと違い、慣れるまでに時間がかかったりコツが必要だったりします。
髪が太かったり健康だったりすると染まりにくいですし、傷んでいると染まりはよくても色持ちが悪かったりと、髪の状態を非常によく反映します。

ヘアカラーは健康でキューティクルがしっかり閉じている髪でも、アルカリ剤でキューティクルを開かせて、わざわざダメージのある状態にした上で染めるものです。
すでにダメージのある髪の場合、キューティクルがほとんど剥がれ落ちてしまうこともあります。

髪は死んだ細胞の集まりなので、一度剥がれてしまったキューティクルが再生することはありません。
すると中のコルテックスに含まれるタンパク質や水分、脂質が抜けやすくなるのでパサパサになり、ついにはスカスカになって切れてしまいます。

健康な髪の毛は想像以上に強度があり、一人の髪全量で車10台の重さに耐えられるといいます。
それほど強度がある髪が何もしなくても切れてしまうというのは、「ダメージ」の一言で済ませられるようなレベルではありません。

そんな髪にはなりたくないと思うのであれば、1~2回試して染まらなかったからといって、あきらめないでください。
ヘアカラートリートメントで染まりにくい人の中には、「ラップ+シャワーキャップ+保温キャップ+厚手タオル3枚+セーターやフリースをかぶって2時間」なんて人もいます。

なぜそこまでしてやるかといえば、二度と傷んだ髪や頭皮に戻りたくないからです。
そして、温めることで色が定着しやすくなることがわかっているからでもあります。

取扱説明書も大切ですが、ぜひ色々な口コミも参考にして、自分の髪が一番よく染まる方法を見つけてくださいね。

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