【要チェック】白髪の生え方や生えている場所で、病気や身体の不調が分かるという話-美髪ラボ

リカラ
ホーム > 美髪ラボ > 白髪の原因 > 【要チェック】白髪の生え方や生えている場所で、病気や身体の不調が分かるという話
kininaru
【要チェック】白髪の生え方や生えている場所で、病気や身体の不調が分かるという話
  • facebook
  • twitter
  • LINE
特定の場所に急に増えた白髪には要注意!!

自分の白髪が生える場所に特徴がある、と感じたことはありませんか?
年を取ってくると全体的に増えてくるものの、生え始めはある一部を中心に白髪が見つかるのは珍しいことではありません。
中には、白髪が円形にまとまって生えている人もいます。

生えてくる場所には何か意味があるのでしょうか。

そもそも白髪は何故生える?

naze

まずは、白髪の成り立ちについて解説します。
一体白髪とはどういう状態の髪なのでしょうか。

黒い髪の毛が白髪になってしまうメカニズム

髪の毛の色は、髪のコルテックスという組織の中のメラニン色素によって決まります。
メラニン色素にはユーメラニンとフェオメラニンの2種類あり、ユーメラニンは黒褐色、フェオメラニンは赤~黄色の色素です。

この2つの配合によって髪色が決まりますが、これは遺伝によって決まっているといわれます。
日本人を始めとするアジア人の場合、ユーメラニンの量が圧倒的に多いため、髪は茶褐色~黒になります。

この2つのメラニン色素を作るのが、色素形成細胞のメラノサイトです。
メラノサイトは髪の一番根元の膨らんだ部分に存在し、毛乳頭という栄養素のタンクから随時栄養をもらい、色素を作っています。

同じように毛乳頭から栄養をもらっているのが毛母細胞で、その名の通り髪の毛を生み育てる働きがあります。
毛母細胞が生み出したばかりの髪の毛は、色がついていません。
メラノサイトが毛母細胞にメラニン色素を提供することで髪に色がついて伸び、毛穴から生えてくるのです。

メラニン色素を作るにはチロシンというアミノ酸とチロシナーゼという酵素が必要で、どちらも元々体内に存在します。
しかし、チロシンはフェニルアラニンという非必須アミノ酸から作られるため、フェニルアラニンの摂取が不足するとメラニン色素が作れなくなるため、髪に色がつきません。

また、チロシナーゼ酵素が減ったりメラノサイトの機能が低下したりすることによってもメラニン色素が不足し、髪が白いままで生えてくる原因となります。

一般的に白髪が生える原因とされているのは

白髪が生えてくるメカニズムはこのようになっていますが、このメカニズムが働く代表的な原因と考えられているのが以下の8つです。

・遺伝

一卵性双生児を研究したところ、白髪にはある程度遺伝が見られるという結果が出ています。
ただし、育つ環境が違うと一卵性でも白髪の量や生え方が違うこともあり、現在では遺伝は一つの要因であって決定的なものではない、という考えが一般的です。

・加齢

加齢によってメラノサイトの機能低下、チロシナーゼ酵素の減少などが起こるため、黒髪を作れなくなってきます。

ただ、これも人によって大きく差があり、30歳前後で白髪が増える人もあれば、50代に入っても数本、という人もいます。

2014年のBeauty総研の調査によると、女性の場合白髪が気になり始めたのは平均38.3歳という結果が出ています。
また、2011年のナガセビューティケァの調査では、30代の34%、40代の62%が白髪の悩みを実感しているようです。

・栄養不足

チロシンやフェニルアラニンは肉、魚、乳製品、卵、大豆製品などのタンパク質や穀類に含まれており、普通の食事をしていれば不足することはあまりありません。
しかし、女性の場合ダイエットなどで栄養が偏ることがあるため、注意が必要です。

その他、ビタミンB12や葉酸、銅にはメラノサイトを活性化させる作用があるため、これらが不足するほど白髪になりやすくなるといわれています。

さらに、日本ではあまり注目されていない栄養素にパントテン酸カルシウムがあります。
欧米では、この栄養素が白髪を改善させる作用があると考えられています。
糖質、脂質、タンパク質の代謝を助け、皮膚の健康を維持する働きがあり、動物実験ではパントテン酸カルシウムが不足すると毛髪の成長に障害がみられたという結果が出ています。

・ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンのエストロゲンには髪を健康に保つ作用があり、白髪防止にも一役買っています。
しかし、エストロゲンは30歳前後がピークで、それ以降は少しずつ分泌量が減っていきます。

また、女性ホルモンにはエストロゲンのほかプロゲステロンがありますが、この2つの分泌量は毎日変化しており、さらにちょっとしたことでバランスが崩れてしまいます。
エストロゲンの分泌量が長期間減った場合、白髪が生えやすくなります。

また、女性の中にわずかに存在する男性ホルモンは、女性ホルモンのバランスが崩れると影響力を増すことがあります。

男性ホルモンには交感神経を活発にする働きがあり、交感神経は血管を収縮させてしまいます。
すると頭皮に十分な栄養が回らなくなるため、白髪を引き起こすことがあるのです。
男性に混じって総合職でバリバリ働いている女性にこのケースが多く、心身が男性化して行動的になる反面、男性ホルモンが優位になることで白髪や抜け毛が増えてしまいます。

なお、出産後に一時的に白髪が増えることがありますが、これは出産するとエストロゲンの分泌量が一気に減るためです。
通常は半年~1年もすると生えなくなってきますが、出産後のストレスや栄養不足、高齢出産などによって白髪が増えてしまう場合もあります。

・ヘアケア製品

2剤式ヘアカラーに含まれる過酸化水素(ブリーチ剤)は、白髪の原因となっている可能性があります。
過酸化水素は活性酸素の一種で、大量に発生するとヒドロキシラジカルという非常に強力な活性酸素に変化します。

ヒドロキシラジカルは細胞を老化させる作用があり、メラノサイトとチロシナーゼ酵素の機能を低下させてしまうのです。

2剤式ヘアカラーに含まれている過酸化水素が同様の作用をするかどうかはわかっていませんが、過酸化水素はタンパク質を変質させる作用があるため、その可能性は少なくないでしょう。

また、直接の原因ではありませんが、シャンプーの強い洗浄力も白髪が増える要因となります。
頭皮の皮脂膜は紫外線の悪影響を抑制する働きがありますが、シャンプーで皮脂がすべて洗い流されてしまうと紫外線の影響を直接受けることになり、メラノサイトが老化してしまうのです。

・生活習慣

毎日デスクワークや家事で背中を丸め首を固定した状態で長時間過ごしていると、背中から首にかけての筋肉が固まってしまいます。
すると筋肉のそばにある血管も収縮してしまい、頭部に十分な血液が送られなくなるため、白髪が増えてきます。

また、睡眠不足もてきめんに白髪を増やします。
毛母細胞やメラノサイトの新陳代謝は、主に副交感神経が優位になる睡眠時に行なわれます。
人間は目が覚めると交感神経が活性化するようになっており、睡眠時間が短くなると副交感神経が優位になる時間が短くなってしまい、細胞の新陳代謝が十分にできなくなるのです。

紫外線も白髪を増やす原因の一つです。
紫外線のUVBは頭皮表面を火傷させてしまいますし、UVAは真皮層まで届いてメラノサイトの働きを弱めてしまいます。

黒髪にはある程度紫外線を防止する働きがありますが、髪に覆われていない分け目部分に白髪が多いという場合、紫外線が原因の可能性があります。

さらに、お酒の飲み過ぎも白髪を増加させるといわれています。
お酒を飲むと肝臓によって分解されますが、その際に亜鉛が大量に消費されます。
亜鉛には髪の成長を助け、メラニン色素の生成に必要な成分なので、お酒の分解で消費されてしまうと髪に色がつかないまま生えてしまうのです。

・ストレス

sutoresu

ストレスと白髪の関係は古くからいわれてきました。
これは、ストレスによってイライラしたり気が短くなったりすると交感神経が活発になり、血管を収縮させてしまうからです。

一時的なストレスであればそれほど問題はありませんが、仕事や家事、育児などで長期的にストレスが溜まると、白髪が増えてしまいます。

・病気

女性に多いのが、甲状腺機能低下症です。
40代以上の約5~10%にみられ、更年期障害に症状が似ているので見過ごされがちです。
白髪や抜け毛が増え、疲れやすく、いくら寝ても寝足りない、むくみやすくなる、便秘や生理不順が起こる、といった症状が起きたら、この病気を疑いましょう。

また、成長ホルモン分泌不全症も白髪が増える病気です。
子供の頃から少ない場合と、成人になってから分泌量が低下してしまう場合があります。

通常、成長ホルモンは成人後はかなり少なくなるものの分泌はされており、頭皮細胞の新陳代謝に重要な役割を果たしています。
この病気にかかると白髪、抜け毛が増えるほか、糖尿病や心筋梗塞などの危険性もあります。

病気や身体の不調と白髪の関係性

kankeisei

ここまでは白髪全般について解説しましたが、生えてくる場所についてはどうでしょうか。
分け目の場合は紫外線の影響と考えられますが、それ以外の場所の場合、何らかの身体の不調が潜んでいるかもしれません。

特定の場所に急に増えた白髪には要注意!

西洋医学では白髪の場所についての研究はされていないようのですが、中国医学ではツボや経絡という概念があり、身体のすべての部分はどこかの内臓につながっているという理論があります。
そのため、白髪についても生えてくる場所によって、それに関係する内臓に問題があると考えられているのです。

それが完全に当たっているとは限らないものの、多くの場合は整合性があるとされているので、一つずつ見ていきましょう。

前頭部の白髪と病気や身体の不調の関係性

前頭部はホルモンバランスの乱れが出やすい場所です。
そのため、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌量が減ってくると、この部分に白髪が増えやすい傾向があります。

そのほか、この場所は肛門とも関係があるので、便秘や痔などの不調がある人はこの部分から頭頂部にかけて白髪が多くなります。

頭頂部の白髪と病気や身体の不調の関係性

頭頂部は主に胃腸の不調が現れやすいと考えられています。
最近胃もたれがする、胃酸過多になるなど、食べた物がうまく消化吸収できなくなっている可能性があります。
食生活が乱れて栄養が偏っている場合も、この場所に白髪が増えるといわれています。

さらに、頭頂部の右側は腎臓系、左側は肝臓系の不調が出やすい部分です。
むくみや冷えが強いと右側、お酒の飲み過ぎは左側に白髪が増えます。

また、西洋医学では前頭部から頭頂部、つむじにかけては男性ホルモンの影響を受けやすい部分とされています。
女性でもストレスが溜まり過ぎると男性ホルモンが分泌されやすくなり、その影響で血管が収縮してしまい、白髪や抜け毛を引き起こすことがあります。

後頭部の白髪と病気や身体の不調の関係性

後頭部は脊柱、腰骨、仙骨、尾骨などに関係があるとされています。
そのため、この場所に白髪があると腰の痛みや足のしびれが起こりやすくなり、悪化すると椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などを発症する危険があります。

また、後頭部は腎臓の調子が反映されやすい場所でもあります。
中国医学でいう腎(腎臓)とは生命力の源を指し、西洋医学でいう腎臓機能のほか、自律神経や生殖器官を司っています。

そのため、「髪は腎の華」といわれ、生命力が溢れている時には髪も健康になると考えられています。
この部分に白髪が多い場合は、泌尿器系のほか生殖器系や中枢神経系にも問題がある可能性があります。

また、西洋医学的に見ると後頭部には大後頭神経があり、それが首の部分まで伸びています。
この神経が硬くなると首こりや頭痛、大後頭神経痛などが起こりやすくなるのですが、血行が非常に悪くなるため、白髪の原因となることがあります。

こめかみの白髪と病気や身体の不調の関係性

kankeisei-2

こめかみは視神経のツボがあるため、この場所に白髪があると眼精疲労を起こしている証拠です。
目を酷使していると目の回りの筋肉が硬くなり、筋肉のそばにある血管も収縮してしまいます。
すると頭部に十分な血液が送られなくなるため、特に顔の回り部分の白髪が増えてくるのです。

さらに、こめかみの少し下には歯のツボがあり、歯だけでなく口腔内や顎に問題があると白髪が増えることがあります。
虫歯や歯周病、顎関節症などのほか、ウイルス性疾患や三叉神経痛、口腔がんなどもこの場所に影響が出ることがあります。

つむじの白髪と病気や身体の不調の関係性

つむじの中心は心臓と関係があるとされており、さらにその回りは肺や呼吸器系の異変が出やすいところです。
タバコの吸い過ぎの影響が出やすいのもこの場所で、白髪が集中して生えることがあります。

また、つむじ部分は地肌が見えるため、紫外線を最もよく浴びる部位でもあります。
紫外線によってメラノサイト細胞が変質してしまい、白髪が増えるという可能性もあります。

その他の場所の白髪と病気や身体の不調の関係性

・まゆ毛

まゆ毛は比較的白くなるのが遅いといわれてきましたが、最近は20代でも白髪が生えやすくなっているようです。
その大きな原因は、眼精疲労です。

パソコンやスマホを長時間使用している間、目の回りの筋肉はずっと緊張しています。
すると血液が十分流れなくなるため、目に最も近い毛のまゆ毛が白くなってしまうのです。

・鼻毛

男性は鼻毛が白くなるのが比較的早いといわれていますが、これは鼻毛が男性ホルモンの影響を受けやすいからです。
女性でもストレスなどで男性ホルモンの量が増えた場合、30代頃から白くなる場合があります。

また、鼻毛は外気を取り込む際のフィルターという役割があり、鼻内部の皮膚は常に刺激を受けています。
さらに、ビタミンB2、B6など粘膜の健康に必要な栄養素が不足すると鼻の粘膜が弱り、鼻毛に栄養を送れなくなって白くなる場合もあります。

・アンダーへア

アンダーへアが白くなると婦人科系の病気だという説がありますが、医学的根拠はありません。
ただ、医学博士の志賀貢氏によると、アンダーへアは男性ホルモンが多いほど濃くなり、女性ホルモンが多いと特に下のほうが薄くなるそうです。

仕事や家事でストレスを常に受けていたり、長年の生活習慣の乱れでホルモンバランスが狂ったりすると男性ホルモンの作用が強くなることがあり、これが血行不良を引き起こして白髪になることはあり得ます。

また、アンダーへアは男性ホルモンのほか副腎皮質ホルモンの影響も受けやすいといわれており、このホルモンが減少した場合へアが白くなるばかりでなく、アジソン病などの副腎皮質機能低下症を引き起こすこともあります。

気になる白髪がある人は

kininaru

白髪の多くは加齢によってメラノサイト細胞の機能が低下したことによるもので、特に心配する必要はありません。
しかし、ある一部の場所だけ非常に白髪が多い場合は、何らかの病気が隠れているかもしれません。

病気の疑いや身体の不調が気になる人はすぐに病院へ

白髪のほかに何となく不調な部分がある、健康診断で引っかかった部分と白髪の場所が合致するといった場合は、すぐに病院で検査を受けることをお勧めします。

また、ストレスが溜まっている、食生活や生活習慣の乱れなど思い当たることがある場合は、少しずつでもそれを改善するようにしましょう。
生活を見直すことで各内臓が健康になり病気を未然に防げますし、白髪の改善にもつながりますよ。

この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
利尻ヘアカラートリートメント