太陽光(UV)や照明の光で染まる白髪染め~その特徴と使用上の注意点まとめ-美髪ラボ

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太陽光(UV)や照明の光で染まる白髪染め~その特徴と使用上の注意点まとめ
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光で染まる白髪染めのメカニズムについて解説!

TVCMや新聞広告、通販などで時々見かけるのが、「光で染まる」タイプの白髪染めです。
一番有名なのが、目黒祐樹・江夏夕子夫妻が広告塔となっているサンカラーマックスでしょう。

正式には「感光性染毛料」というタイプのこの白髪染め、一体どんな特徴があり、どんな風に染まるのでしょうか。
安全性なども合わせ、徹底チェックしました。

太陽光(UV)や照明の光で染まる白髪染め~その特徴と使用上の注意点まとめ 

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光で染まるタイプの白髪染めの主な特徴

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このタイプの白髪染めには、このような特徴があります。

・太陽光(UV)や蛍光灯の光で染まる
・クリームをコームにつけてとかすだけなので、服や回りを汚しにくい
・すぐ洗い流す必要がなく、朝塗って夜シャンプーで落とせばOK
・染まると色落ちしにくく、3週間~1ヶ月持つ
・二剤式白髪染めと違い、酸化染料、アルカリ剤、過酸化水素を使用していないので、髪にも頭皮にもやさしい
・一度に使う量が少なくて経済的

男性が整髪料を使うのと全く同じ要領で使用するだけで、髪が自然に染まっていくというのがこのタイプです。
ヘアマニキュアやカラートリートメントの一種で、髪の表面が一時的に染まりますが、脱色作用はないので色落ちすると元の髪色に戻ります。

違うのは、ヘアマニキュアもカラートリートメントも塗布して5~30分放置したら洗い流すのに対し、光で染まるタイプは一日付けっぱなしで良いということ。
また、他のタイプが割とたっぷりめに塗るのに対し、これは整髪料と同じでそれほどの量を塗布する必要がありません。

別の見方をすると、お出かけ直前に髪につけて一時的に白髪を隠す一時染毛料が強力になったもの、ともいえます。

洗い流したら終わりというものがほとんどですが、最近は「利尻白髪かくし」や「レフィーネリタッチカバー」のように、少しずつ色が入っていくものも出ています。
光で染まる白髪染めもそれと同じかつもっとしっかり染まるもの、とイメージするとわかりやすいでしょう。

太陽光や照明の光で髪の毛が染まるメカニズム

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カラートリートメントはHC染料や塩基性染料で、ヘアマニキュアはタール色素によって髪を染めます。
しかし、太陽光(UV)や照明の光で染まるタイプのものには、染料が含まれていません。

それなのになぜ染まるかというと、金属の銀が光によって黒く変色するという性質を利用しているのです。
よく、シルバーのアクセサリーが黒ずんできますが、これは酸素や硫黄成分によるものです。
私たちの皮膚を構成するアミノ酸の中には硫黄を含むものがあり、それによって黒ずみが起こります。
それを白髪染めに応用し、白髪を黒ずんだ銀でコーティングしてしまうのです。

太陽光(UV)などで染まるタイプの白髪染めには「硫酸銀」が配合されています。
クリームの中では銀イオンの形で存在していますが、硫酸銀は光に当たると分解され、銀に変化します。
それを髪に塗り、UVや照明の光、酸素などに触れることで黒ずみが起こり、髪の表面を染めるのです。

しかし、UVや照明光だけでは非常に時間がかかるため、速度を早めるための還元剤として、クエン酸や酢酸カルシウムも添加されています。
商品によっては硫黄も添加することで、さらに早く、しっかり染まるようにしています。

とはいえ、カラートリートメントやヘアマニキュアに使用する染料は「染毛料」なので髪を早く染めることができますが、銀の場合は化学変化を髪に利用しているだけなので、数十分程度では黒くなりません。
そのため、朝塗って半日以上光に当てるという時間が必要です。

光で染まるタイプの白髪染めを使う際の注意点

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朝さっと塗って、そのまま夜シャンプーで落とせば良いというのは、すごく手軽で便利そうですよね。
しかし、実際にはメリットだけではなくデメリットも少なくないため、その点を良く知ってから使用しましょう。

1)光を大量に浴びなくてはいけない

しっかり染めるためには、光の量や強さが必要です。

晴天の時の照度は約50,000~100,000ルクスですが、日陰では10,000ルクスと一気に低くなります。
蛍光灯の照明下ではなんと400~500ルクスと、晴天時の100~200分の1程度の照度しかありません。

そのため、日中外にいる人なら2~3日でそこそこ染まりますが、それ以外の環境の場合、満足できるほどの染め上がりになるには1週間以上かかることもあります。

特に女性にとってUVAやUVBはシミやシワ、髪のダメージの原因になりますから、できるだけ避けたいものですよね。
毎日塗っていればUVを浴びなくてもいずれは染まるものの、長期戦を覚悟しなければいけません

2)光が当たらないところは染まらない

UVや蛍光灯などの光に反応するメカニズムのため、光が当たらない内側はあまり染まりません。
髪が男性の短髪並みに短い人であれば塗るだけで染まる可能性がありますが、それ以外の人は分け目や顔の回り以外はあまり期待できません。
できるだけ内側まで染めたい場合は、毎日こまめに分け目を変えるなどの手間が必要になります。

3)乾くまでに時間がかかり、色移りしやすい

季節によっても違いますが、クリームが乾くまでに30分前後かかることが多いようです。
しかも、二剤式白髪染めと同様クリームには色がついておらず、さらに発色には時間がかかります。

そのため、無意識に髪に触れ、その指で顔や服に触ってもしばらくは気づきにくいうえに、発色してしまうと落ちにくくなります。
特に服に発色してしまった場合、ブリーチ剤につけても完全に落とすことは困難です。

4)細かい部分が塗りにくい

クリーム状なので塗りやすそうですが、頭皮や顔につくと茶色っぽく染まってしまいます。
それを防ぐためにはかなり慎重に塗らなくてはならないので、神経を使います。
柔らかめの歯ブラシなどを使用すると良いでしょう。

5)健康な髪や太い髪、皮脂分泌が多い人の髪は染まりにくい

UVや照明の光で染まる白髪染めに使用される銀イオンは、プラスの電荷を帯びています。
そして、髪の毛は内部がプラス、外側がマイナスの電荷を帯びています。
髪のダメージがひどくなるほどマイナスイオンが増えるため、銀イオンと引き合って吸着しやすくなりますが、逆に健康な髪はマイナスイオンが少ないため、染まりにくいのです。

また、髪が太い人もクリームが充分につかないため、規定の量では染まりにくくなります。

さらに、頭皮の皮脂が多い人は根元部分に皮脂がつきやすく、その部分に銀がしっかり吸着できなくなるため、一番染めたい部分があまり染まらないということが起こりがちです。
しっかり染めたい場合は朝シャンをし、リンスやコンディショナーをよくすすいでから使用しましょう。

6)パーマがかかりにくくなる

薬剤との相性があまり良くないため、パーマがかかりにくくなることがあります。
パーマと白髪染めの両方を行いたい場合は、必ずパーマを先にしましょう。

要注意!髪の毛が緑色や紫色になるトラブルも

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UVや照明の光で染まる白髪染めは、髪の毛が変色するというトラブルがあります。
このタイプの商品だけを使い、髪をいじるのはカットだけ、あるいはカラートリートメントと併用するのであれば、問題はありません。

しかし、このタイプで染めた後にパーマや二剤式白髪染めをすると、髪が緑色や紫色に変色してしまうことがあるのです。

原因は美容師によって意見が違い、これらの薬剤に含まれるアルカリ剤が原因だという人と、酸化染料のせいだという人がいます。
酸化染料が原因だとすればパーマの際には問題が起きないことになりますが、実際にはどちらでも変色しているようです。

これはメーカー側でも把握しており、サンカラーマックスの公式ページにも「パーマでまれに薄緑に染色する場合がある」と書かれています。
また、公式ページでは二剤式カラー剤で変色することには触れていませんが、説明書には書かれていますから、アルカリ剤・酸化染料どちらも原因なのかもしれません。

サンカラーマックスの場合、変色した時の対応策も使用説明書に記載されており、無償のローションを取り寄せて使用すれば、「変色部分が黒茶系の色になる」と説明されています。
また、銀はヨウ素と結合する性質があるため、イソジンなどのうがい薬で対応できることもあります。

しかし、実際には緑色や紫色が若干残ることもありますし、取り寄せている間の数日間は外出もままならなくなってしまいます。
しかも、人によって変色する時に差があり、美容院でヘアカラーして洗い流した時点で変色している人もいれば、1~2日かけて徐々に変色していく場合もあります。

もちろん変色しない人も少なくなく、UVや照明の光で染まるタイプをリタッチ用にして、全体を染めるのは美容院や市販品で、と使い分けて問題が起きない人もいます。
メカニズムから考えて、髪が健康な人や太い人、多い人ほど銀イオンが吸着しにくく、しかも落ちやすいため、問題が起きにくい可能性があります。

とはいえ、実際にやってみないとわからないため、今後もパーマや二剤式白髪染めをする予定がある人にはお勧めできません。

なお、UVや照明の光で染まる白髪染めで髪が変色することは美容師の間でも知られてきてはいますが、知識がない人もいます。
変色部分をブリーチやカラーリングすることを勧めてくる美容師がいますが、たとえ施術しても改善はされません。

ブリーチ剤の脱色作用はあくまで髪の毛や染毛料に対して働くもので、銀の黒ずみを修正する作用がないためです。

ブリーチやヘアカラーで改善されないことはサンカラーマックスの説明書にも書かれており、髪の毛にダメージを与えるだけです。
美容師の話を鵜呑みにせず、まずはメーカーに問い合わせましょう。

髪の毛や頭皮にダメージを与えずに染めるなら

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太陽光(UV)や照明の光で染める白髪染めは髪や頭皮にダメージを与えるアルカリ剤や過酸化水素、酸化染料を使用していないため、安全性が高い商品です。
しかし、様々なデメリットを考えると、少なくとも女性にお勧めできるものではありません。

かといって、二剤式白髪染めはこれらの薬剤が主成分なので髪の成分が抜け出しやすく、何度も使用しているとハリやコシのない、パサパサ髪になってしまいます。
また、タンパク質を変質させる作用があることから頭皮に含まれるタンパク質のDNAが損傷し、髪の健康を損なってしまいます。

さらに、二剤式白髪染めで使用される酸化染料のパラフェニレンジアミンはアレルギーを引き起こすことが知られていますし、発がん性があることからEU諸国では使用が禁止されています。
しかも、がんは皮膚がんではなく急性白血病や膀胱がん、多発性骨髄腫などですから、皮膚から浸透して全身の細胞を突然変異させる危険性があるということです。

そこでお勧めしたいのが、カラートリートメントです。
アルカリ剤、過酸化水素、酸化染料を使用していないので髪と頭皮に優しく、かぶれやアレルギーを起こしにくくなっています。

使用されている染料は髪のキューティクルの隙間から入り込むHC染料と、髪の表面にあるマイナスイオンに吸着する塩基性染料で、髪にダメージを与えずに髪をコーティングしてくれるのです。

また、その名の通りトリートメント効果が高く、髪のハリやコシ、ツヤをアップさせる美髪成分や、頭皮環境を整えて健康な髪の生成をサポートする成分がたっぷり配合されています。

HC染料は分子が非常に小さく、キューティクルから中に入り込みやすいものの、逃げやすいという特徴もあるため、髪質や状態にもよりますが色持ちは1週間前後です。
また、キューティクルを開く薬剤を使用しないため一度ではしっかり染まらないことが多いです。

しかし、髪と頭皮にダメージを与えず、使い続けると髪が健康を取り戻す力強いサポートをしてくれます。
また、多くのカラートリートメントはシャンプー後の濡れた髪に使用でき、放置時間は5分~15分程度ですから、普通のトリートメント感覚で使用することができます。

さらに、UVや照明の光で染まるタイプと違い、使用後1~2週間あければパーマや二剤式白髪染めをすることもできます。

女性にとって、白髪対策はとても大切なことです。
朝塗って夜シャンプーで落とせばOKな白髪染めは、とても手軽そうなイメージがありますし、安全性も高いです。

しかし、様々なデメリットを考えると、女性向きとはいえません。
今後パーマをかけたり二剤式白髪染めをしたりすることはないのか、将来のことまで考えてから使用するかどうか決めましょう。

カラートリートメントって染まりにくい? 人気商品を比較

カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。

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