白髪を目立たなくする為に黒髪をブリーチする!?それだけは絶対にダメ!!な理由-美髪ラボ

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白髪を目立たなくする為に黒髪をブリーチする!?それだけは絶対にダメ!!な理由
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黒髪を白く染めることは問題ないのでしょうか?

最近は白髪が美しい女性が表舞台で活躍するようになりましたね。
草笛光子さんや加藤タキさんなど、白髪美人がたくさんいます。
海外では、80歳を過ぎてなお現役のスーパーモデル、カルメン・デロリフィチェさんしかり、インスタグラムで大人気の60代モデルのリン・スレイターさんしかり。

「もう白髪が減ることはないんだから、いっそのこと真っ白にして彼女たちみたいになろうかしら…」と考える人が増えているようです。

でも、黒髪をわざわざ白くすることに問題はないのでしょうか。

逆転の発想で白髪の手入れが楽に!?

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白髪が少ない頃は黒く染めることが当たり前でしたが、しょっちゅう染めていると段々面倒になってしまいますよね。
そのうち、伸びて来た部分の大半が白くなってくると、この際白くしたほうが…と考えても不思議ではありません。

黒髪を白髪に近づければ白髪の手入れが楽になる!?

髪を染めるのは本当に面倒なものです。

2剤をしっかり混ぜて、服につかないようケープをして、手のサイズに合わない付属のビニール手袋をして、洗面台に垂れたり顔についたりしないよう注意しながら塗って、カラー液が回りにつかないようシャワーキャップをかぶって、洗い流す時はお風呂場が汚れないよう、シャワーで回りを洗い流さなくてはいけません。

それより何より、老眼で細かい所が見えないから、一番染まってほしい顔の回りに塗り残しが…なんてことが毎回ですから、本当にうんざりしますよね。

ならば、黒髪を白髪にしてしまえば染める回数が減って楽になるんじゃないか…そんな発想が出てくるものです。
しかし、現実はそう甘くはありません。

白髪に近づけるには数回のブリーチが必要

黒髪を自然にではなく意図的に白髪に近づけようとすると、簡単には色が抜けないことに驚くかもしれません。
黒髪は、一度では白くならないのです。

白くなりにくいのは、メラニン色素が関係しています。
メラニン色素には黒褐色系のユーメラニンと黄赤系のフェオメラニンがあり、この2種類の配合によって髪色が決まります。
黒髪はユーメラニンが多く、赤毛やブロンドはフェオメラニンが多くなります。

黒髪をブリーチすると、まずユーメラニンが分解され、その次にフェオメラニンが分解されるため、黒~ダークブラウン~ブラウン~ライトブラウン~オレンジ~黄色~白というように変化していきます。

ユーメラニンが少ない赤毛やブロンドに比べると分解しなければいけない色素量が多いため、一度や二度のブリーチではフェオメラニンまで完全に分解できないのです。
元の髪色やブリーチ剤の濃度によってもかなり違いますが、一例としてこんな感じです。

また、黒髪にはフェオメラニンの量は少ないのですが、フェオメラニンは分解されにくいという特徴があるため、黒髪をブリーチしても黄色っぽさが最後まで残ってしまいます。
平均すると、4~5回程度ブリーチしてやっと黄味がかった白やミルクティー程度の白さになるようです。

黒髪を白髪に近づけても手入れの手間は変わらない

黒髪がほとんどないのであれば良いのですが、問題となるのは黒髪がある程度残っている場合です。
ブリーチできるのは現在生えている髪だけですから、新しく伸びてくる髪のかなりが黒髪だと、その部分だけが目立ってしまいます。

すると白髪染めの逆バージョンとなり、黒髪ブリーチを繰り返さなければいけません。
髪が伸びる速度は変わりませんから、2週間に一度は部分ブリーチをすることになり、結局白髪を染めていた時と手間は変わらないのです。

ブリーチが髪や頭皮に与える影響

手間がかかるというだけならまだしも、ブリーチにはそれ以外にも問題があります。
ブリーチのメカニズムと、それが与える影響について見ていきましょう。

ブリーチで髪の毛の色が抜けるメカニズム

髪は一番外側のキューティクル、その奥のコルテックス、一番奥にあるメデュラの3構造になっています。
メラニン色素はコルテックス内にあり、同じく水分やタンパク質、脂質なども含まれており、それらが逃げ出さないよううろこ状のキューティクルが閉じて保護しています。

ブリーチというのはメラニン色素を破壊することで、そのためにはキューティクルを開いてブリーチ剤(過酸化水素)をコルテックス内に入れなければなりません。
そのためアルカリ剤を使用し、閉じているキューティクルのうろこをこじ開けます。
すると過酸化水素がコルテックスに入り込み、アルカリ剤によって酸化されて酸素を発生します。

この酸素によってメラニン色素の粒子が破壊されて非常に小さくなるため、色が見えなくなるのです。
一度破壊されたメラニン色素は再生することはありませんが、先に書いたようにメラニン色素は一度で完全に破壊されることはありません。
そのため、白に近づけるためには回数が必要となります。

髪や頭皮に深刻なダメージを与えてしまう

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ブリーチが非常に髪を傷めるというのはよく言われていることです。
これは、まずアルカリ剤によってキューティクルが開いてしまうと、中の水分やタンパク質、脂質が流出してしまうからです。

しかもアルカリ剤で無理に開かれたキューティクルは二度と元のように閉じることがないため、一度ブリーチしただけでその髪からはずっと成分が流出し続けることになります。

次に、過酸化水素の濃度が問題です。
過酸化水素は濃度2%以上でブリーチ力が出てくるのですが、6%以上は皮膚への刺激が強すぎるため、毒物及び劇物取締法によって劇物指定されています。

頭皮が局部やけどの状態になり激痛が起こり、白斑が生じる危険性がありますし、目に入ると角膜が障害され、失明することもあります。

ブリーチ剤は、市販されているものはほぼ6%で、劇物に限りなく近い濃度です。
美容院で使用するものは濃度が6%とそれ以下のものが1~2種類あり使い分けますが、黒髪が多ければ6%が使用されてしまいます。
そのため、頭皮が非常にダメージを受けてしまうのです。

また、過酸化水素はアルカリ剤によって酸素を発生するのですが、髪をより脱色するためにアルカリ剤や過酸化水素の濃度を高くすると、酸素の発生量が増えます。
すると酸素が髪のケラチンタンパク質まで酸化させ破壊してしまうため、髪の内部がスカスカになってしまいます。

さらに、アルカリ剤は髪の中に残留しやすく、普通のシャンプーではなかなか排出できません。

アルカリ剤には大きく分けて刺激臭の強いアンモニアと、臭いのないモノエタノールアミンの2種類があります。
刺激臭が嫌がられ、最近はモノエタノールアミンが主流になっていますが、この成分はアンモニア以上に髪の内部に残りやすいという特徴があります。

美容院ではアルカリ剤を抜く処理をしてくれるのでまだ良いのですが、市販のものにはそのような作用はありません。
そのためずっとアルカリ剤が残り、キューティクルにダメージを与え続けるため、髪の水分もタンパク質も失われ、髪がボロボロになってしまうのです。

薄毛や抜け毛になるリスクが高まる恐れも

2009年に発表された英国の大学研究によって、過酸化水素が白髪を発生させる原因になることがわかっています。
また、ブリーチを繰り返すと髪が溶け、どんどん短くなっていくことも知られるようになりました。
しかし、それ以外に薄毛や抜け毛になるリスクが高まる危険性もあるのです。

過酸化水素によって髪のケラチンタンパク質が酸化することはすでに書きましたが、ケラチンタンパク質は皮膚の一番外側にある角質層を形作る主成分でもあります。
角質層は約0.01~0.02ミリしかありませんが、肌を紫外線や異物から守る重要な働きをしています。

しかし過酸化水素によってケラチンタンパク質が酸化すると、肌を守る働きがなくなってしまいます。
すると紫外線の影響を直接受けることになりますが、紫外線は細胞のDNAを破壊します。
そのため髪の素となる毛母細胞が機能不全となり、髪が生えなくなったり細くなったりしてしまう危険性があります。

また、頭皮は紫外線を浴びることで活性酸素を発生させます。
さらに過酸化水素は活性酸素の一種で、これらの力によって頭皮の皮脂や雑菌、ヘアケア剤やスタイリング剤の残留成分などが酸化し、過酸化脂質に変化します。
過酸化脂質は普通の洗浄剤では落とすことができず、頭皮に炎症を起こさせ、抜け毛の原因となるのです。

また、過酸化水素やアルカリ剤はアレルゲンにならないと決めつけ、「パッチテストは不要」と書いてある市販のブリーチ剤があります。
しかしアレルギーはどんな物質でも起こり得るものですし、アレルギーではなくても6%ギリギリの過酸化水素によってかぶれを起こすことは、まれではありません。

かぶれが皮膚表面で留まっていればまだ良いのですが、毛穴の奥まで炎症を起こしてしまうと毛母細胞にダメージを与え、薄毛や抜け毛になることがあるのです。

白髪染めの手間を減らす3つの方法

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ブリーチが白髪染めと同様の手間がかかることや、過酸化水素の危険性についておわかりいただけたでしょうか。

では、ブリーチはあきらめて白髪染めで黒く染めるようにしたほうが安心か、といえば実はそうでもないのです。

ブリーチ剤も白髪染めも同じように危険!

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ブリーチ剤に配合されているアルカリ剤や過酸化水素は、2剤式の白髪染めにも入っています。
白髪染めにブリーチ剤が入っていると聞くと驚く方がいますが、黒髪の色を若干明るめにしないと白髪を染めた部分との色の差が出てしまうため、必ず配合されているのです。

違いは酸化染料が配合されているかどうかだけで、アルカリ剤でキューティクルをこじ開け、過酸化水素でブリーチするところまでは全く同じです。
酸化染料はその名の通り酸素によって発色する性質があり、アルカリ剤と過酸化水素によって発生した酸素で髪を染めます。

このように、ブリーチ剤と白髪染めは同じように危険なのです。
さらに、過酸化水素に白髪を増やすメカニズムがあるので、白髪染めを使えば使うほど白髪に悩まされることになります。

また、白髪染めやファッションカラーに配合されている酸化染料はアレルギーを引き起こすことが知られており、中でも黒褐色を作り出すパラフェニレンジアミンはジャパニーズスタンダードアレルゲンとなっていますし、旧表示指定成分でもあります。

さらに発がん性物質として、EU諸国では使用が禁止されている物質です。
美容師の間でも「ブリーチ1回より酸化染料数回のほうが危険」とされており、白髪染めを繰り返すことは決して良いことではないのです。

白髪染めの回数を減らしリタッチでカバー

それでもどうしても白髪染めを使用したい場合は、できるだけ塗布量を減らしましょう。
白髪染めのたびに髪全体に塗布するのではなく、できるだけ新しく生えてきた白髪部分だけをリタッチすることで、多少は危険を回避できるかもしれません。

しかし、自分で塗布すると頭皮にべったりついてしまうことが多いため、できれば美容院でリタッチしましょう。
その際にはできるだけ頭皮につかないよう、お願いすると安心です。
あるいは、リタッチを酸性カラー(ヘアマニキュア)でできるかどうか尋ねてみても良いでしょう。

酸性カラーは髪をブリーチしないので髪と頭皮へのダメージが少ないのですが、染料が髪の表面に非常に強い力で吸着するため、次に白髪染めをする時に液剤を弾いてしまい、浸透しにくくなります。
すると白髪染めの薬剤を浸透させるために濃度を濃くしたり、必要以上に長い時間放置したりすることもありますので、事前に確認しておくと良いですね。

頭頂部の白髪隠しにはウィッグの活用も効果的

美容師によって、オススメのヘアカラー頻度は違います。
酸化染料は紫外線によって少しずつ分解されてしまうため、色の美しさを重視するなら3週間程度で全部染め直したほうが良いと考える美容師もいます。

髪と頭皮のダメージ回避を重視する美容師は、2~3か月に一度を勧めています。
しかし髪は1か月で平均1センチ~1.5センチ伸びるので、2~3か月も放置するとかなり目立ってしまいますよね。

そんな中でできるだけ白髪染めの回数を減らすには、ウィッグの活用も一つの選択です。
最近のウィッグは非常に良く出来ていて、蒸れることもなく、装着もクリップだけでしっかりできるので簡単です。

髪全体を覆うフルウィッグから襟足部分は残すハーフウィッグ、頭頂部だけのトップピースまであるので、白髪の部分や量に応じて選ぶことができます。

気になる価格は、通販などで購入できる2千円代のものからTVでも宣伝している有名メーカーの20万円超のものまで色々あります。

いかにも「かつら」なイメージを避けるには、髪色をチェックしてくれるウィッグ専門メーカーで購入するのが一番ですが、通販でも返品や交換を受け付けてくれるところがありますから、気軽に試してみてはどうでしょうか。
白髪が多いなら、いっそのこと白髪ウィッグという手もありますよ。

手間なく簡単に染めるならカラートリートメント

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ウィッグは外出時にさっとつけられるのでとても便利ですが、慣れないうちは地毛とうまくなじませられず、不自然感が出てしまうことがあります。
もっと自然な感じに、というのであれば、カラートリートメントをお勧めします。

カラートリートメントにはアルカリ剤・酸化染料・過酸化水素が配合されていないので、髪と頭皮への刺激が非常に弱くなっています。
さらに高機能成分でダメージヘアを補修したり、今以上に傷まないよう保護したりする成分が配合されていますし、頭皮環境の改善を重視した製品もあります。

例えばトップブランドの利尻ヘアカラートリートメントには、髪と頭皮にうるおいを与える昆布成分のフコイダンやアルギン酸、セイヨウキズタ、オドリコソウなどが入っていますし、肌や細胞の新陳代謝を促すローズマリーやオタネニンジンなども配合されています。

また、POLAのグローイングショットカラートリートメントはエイジングケアで名高い企業の製品らしく、独自成分のパウダルコや黒米エキスを配合し髪と頭皮をケアしますし、アミノ酸やセラミド、コラーゲンなどで髪を補修してくれます。

酸化染料や過酸化水素などの強力な染毛剤やブリーチ剤は配合されておらず、髪の表面に吸着する塩基性染料とキューティクルの隙間から入り込むHC染料を使用しています。
そのため、染まりが穏やかで色落ちしやすいというデメリットはあります。

最初に連続して3回ほど使用すると自然に染まるため、後は週1~2回シャンプー後のトリートメントとして使用し、色を保っている人が多いようです。
また自然に色落ちするというデメリットは、新しく生えてきた白髪との境が目立ちにくいというメリットでもあります。

しっかり染まらなくてはイヤ、という人にはお勧めできませんが、2剤式白髪染めで薄毛や抜け毛、白髪を増やしたりアレルギーを発症したりするのは怖い、という方は使ってみてはどうでしょうか。
初回割引やキャンペーンを行なう製品もたくさんあるので、気軽に試せますよ。

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利尻ヘアカラートリートメント