亜鉛はミネラルの一種ですが、あまり意識して摂取することはないと思います。
しかし、亜鉛は髪に大変良い栄養素ですから、積極的に摂りたいもの。
今回は、亜鉛が白髪にどれほど効果を発揮するか、詳しくご説明します。
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亜鉛の効果が知られていない理由
欧米では日本人以上に髪に悩む人が多いせいか、古くから効能・効果の研究がされていてサプリメントも各社から販売されています。
しかし、日本では亜鉛というものそのものの研究が遅れているようです。
厚生労働省による1日の亜鉛摂取上限量が日本独自のデータではなく、アメリカのデータから割り出した数値になっていることからも、それがわかります。
一部で絶大な支持を集めている、驚くべき亜鉛の白髪改善効果
男性に「亜鉛が髪に良いって知ってる?」と聞いてみてください。
薄毛に悩む男性なら、きっと知っています。
育毛剤や育毛サプリの多くに含まれていて、「亜鉛含有」は良い育毛剤のお約束にまでなっているんですよ。
しかし、亜鉛と髪の色の関係はまだ解明されている訳ではありません。
というより、髪自体の研究がまだ始まったばかりで、現在までのところ約10%しか判明していないそうです。
市販サプリの説明を読んでみると、大手メーカーの亜鉛サプリには男性の抜け毛改善をにおわす表現はあっても白髪の改善を思わせる言葉はないことからも、研究半ばであることがわかります。(市販されているサプリは健康食品のため、はっきりと効能や効果を表記することはできず、それらしきニュアンスで表現します)
しかし亜鉛を摂取することによって髪が黒くなった、という口コミが多いことから、効果が期待できそうです。
@cosmeでの口コミを読むと、
「ここ1年以上旦那の頭に白髪が見当たらなくなった」
「遺伝的にかなり白髪が多かったが、目立つのが遅くなってきた」
「息子に白髪が増えたことを指摘され亜鉛を飲みだしたら、2か月後染めたのかと聞かれるほど白髪が減った」
という喜びの声がいくつもありました。
それだけの支持があるのに、何故、多くの人は亜鉛の力を知らないのか?
日本では亜鉛の力が広く知られるようになったのはつい最近で、しかもTVCMや男性育毛剤の宣伝によるものです。
亜鉛のことをよく知らない人が多いのは、一説では「亜鉛」という名称がよくないのではないか、といわれています。
「鉛」という文字がイメージを悪くしているのかもしれません。
もう一つ考えられるのが、日本では亜鉛は「ミネラル」という分類内にひとくくりにされてしまっている上、栄養素として研究されるようになってからまだ50年程度しかたっていないからでしょう。
ミネラルには亜鉛のほかカリウム、カルシウム、鉄、銅、ナトリウム、マグネシウム、ヨウ素、セレン、モリブデンなどがありますが、効能が一般的に知られているのはカルシウムや鉄くらいではないでしょうか。
健康のために亜鉛の効能・効果を知り、意識的に摂取することが大切です。
亜鉛とはどんな栄養素なのか
最近はミネラルが健康に良いということが知られてきましたが、その中でも亜鉛は健康維持に欠かせない重要な栄養素です。
その作用を詳しくご説明しましょう。
亜鉛は人体のあらゆる機能に働きかけるミネラル成分
亜鉛は牡蠣、蟹、タコ、豚肉、牛肉、チーズ、卵黄、ナッツ類などに多く含まれているミネラルです。
亜鉛は不足すると多くの病気や症状を引き起こします。
たとえば味覚障害、胃腸障害、貧血、下痢、精神障害、不妊症、高血圧、糖尿病、動脈硬化などの原因となることがわかっており、非常に重要な栄養素なのです。
亜鉛不足だと約300種の酵素が組成できず老化に直結!
亜鉛は細胞の新陳代謝に必要な約300種の酵素を構成する成分です。
皮膚、血液、骨、脳、肝臓、腎層、毛髪などの新陳代謝が盛んな細胞内に存在しており、細胞分裂、新陳代謝、たんぱく質合成、抗酸化、アルコール分解、免疫力強化、育毛などに必要な栄養素で、生命維持に欠かすことのできない「必須ミネラル」です。
特に細胞分裂と新陳代謝には必要不可欠で、私たちの身体を老化から守っています。
亜鉛はDNAをコピーして新しい細胞を作る酵素の成分なので、亜鉛が不足すると不完全な細胞が作られてしまうのです。
そのため、頭皮や毛髪も健康な毛母細胞やメラノサイト(色素細胞)が作られなくなり、白髪を生み出してしまいます。
加齢とともに細胞が生まれ変わるスピードが衰えますが、亜鉛を十分に摂取することでその速度を促進することができるのです。
亜鉛不足が引き起こす絶対に避けたい症状とは・・・
亜鉛不足で細胞分裂が正常に行われず、内臓を構成する細胞が不完全にコピーされ分裂すると、最悪の場合どういうことが起こるかおわかりですか?
そう、ガンです。
小児がんや若い頃のがんの進行が早いのは、不完全細胞分裂の速度が中高年期に比べ活発だからなのです。
これほど医学が発展しても、日本の死亡者の死因は悪性新生物(がん)が常に第1位で、人口との比率を見ても減少していません。
死因順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | |
---|---|---|---|---|---|
平成15年 (2003) |
死因 | 悪性新生物 | 心疾患 | 脳血管疾患 | 肺炎 |
死亡数 | 309,543 | 159,545 | 132,067 | 94,942 | |
平成20年 (2008) |
死因 | 悪性新生物 | 心疾患 | 脳血管疾患 | 肺炎 |
死亡数 | 342,963 | 181,928 | 127,023 | 115,317 | |
平成25年 (2013) |
死因 | 悪性新生物 | 心疾患 | 肺炎 | 脳血管疾患 |
死亡数 | 364,872 | 196,723 | 122,969 | 118,347 | |
平成27年 (2015) |
死因 | 悪性新生物 | 心疾患 | 肺炎 | 脳血管疾患 |
死亡数 | 370,346 | 196,113 | 120,953 | 111,973 |
出典:厚生労働省人口動態統計より編集
これは極端な例ですが、亜鉛不足が命に係わる危険性があるということは知っておいてください。
亜鉛が白髪改善に効果的な理由
前述したように、亜鉛が白髪に効果的であるというメカニズムはまだわかっていません。
しかし、髪の毛には微量の亜鉛が含まれており、髪の色が濃くなるほど亜鉛の量が多くなることから、亜鉛に髪を黒くする作用があるのではないか、と考えられています。
そこから研究が始まり、現在いくつかの有力な説が上がっています。
白髪を発生させる原因の一つは、活性酸素に含まれる過酸化水素が犯人
2009年、英国のブラッドフォード大学の研究で「白髪の原因は過酸化水素である」という理論が発表されました。
参考:http://www.fasebj.org/content/23/7/2065.abstract
それまでは髪の色素を作るメラノサイトとメラニンに問題があることが最も大きな原因とされていましたが、過酸化水素も白髪を発生させる大きな原因であるという内容で、現在では両方とも重要視されています。
まずは過酸化水素が白髪を発生させるメカニズムを理解しよう
「過酸化水素」とは漂白剤の主成分で、色を白くすることから髪の脱色剤にも使用されています。
この過酸化水素は「活性酸素」として、日々私たちの体内にも取り込まれ、作られているのです。
活性酸素には体内のDNAや生体膜を損傷し細胞を老化させる働きがあります。
また、アメリカでの実験により、メラノサイトとメラニンを生成する酵素チロシナーゼを阻害することもわかりました。
活性酸素は、呼吸しているだけで体内に入ってきます。
酸素は、体内に入ると2%が活性酸素に変化することがわかっており、生きている限り活性酸素をなくすことはできません。
また、髪を作る毛包という組織内でも活性酸素は作られています。
若いうちは体内に存在するグルタチオンペルオキシダーゼとカタラーゼという2つの酵素の力によって活性酸素が分解されるのですが、酵素は加齢とともに減ってしまうため、チロシナーゼの活性を取り戻すことができず、白髪が発生するようになるのです。
如何にして過酸化水素との戦いに勝つか?その為には亜鉛が欠かせない!
亜鉛には過酸化水素(活性酸素)を除去する抗酸化作用があります。
しかし亜鉛は吸収率が悪く約10~30%といわれています。
そこで助けとなるのがメチオニンです。
メチオニンは必須アミノ酸の一種で、毛髪の成分であるケラチンたんぱく質を構成している成分の一つです。
ケラチン内のメチオニンは1%程度ですが、毛髪の健康維持に大変重要な役割を果たしています。
細胞の老化抑制や抗酸化作用を高める働きもあります。
さらに、上述の実験でメチオニンが毛包内の過酸化水素(活性酸素)を減らすという結果が出ているそうです。
このメチオニンが亜鉛と結合することで、亜鉛の吸収率を高めてくれるのです。
亜鉛とメチオニンには過酸化水素(活性酸素)を除去する抗酸化作用があり、さらに亜鉛は酵素を構成する成分でもあるため、直接的間接的に白髪を防止することができるのです。
髪の毛を黒くするメラニンの合成にも亜鉛は欠かせません!
亜鉛は髪の毛の主成分であるたんぱく質(アミノ酸)の合成に必須の成分です。
また酵素の構成成分でもあり、酵素は細胞分裂を助け髪や頭皮の新陳代謝を促します。
この作用によって、色を作り出す機能が衰えたメラノサイト(色素細胞)の生まれ変わりを促進してくれます。
また、メラニン色素を合成するためにも亜鉛は必要です。
メラニンの材料となるのがチロシンというアミノ酸で、チロシナーゼ酵素によってメラニン色素に変換されます。
亜鉛はチロシナーゼ酵素の構成成分ですから、亜鉛が不足するとチロシンをメラニン色素に変換できなくなるため、髪に色がつかなくなり、白髪になってしまうのです。
亜鉛は、白髪の大敵であるストレスにも効果を発揮!
ストレスは交感神経を活発にし血管を収縮させるため、血行が悪くなり頭皮の毛細血管に栄養が届かなくなります。
すると毛母細胞やメラノサイトがダメージを受け、白髪の原因となります。
しかし、亜鉛を十分摂取することでストレスに負けない精神状態をキープすることができます。
亜鉛は脳神経系の情報伝達物質の働きに重要な役割を果たしており、亜鉛の摂取によって感情をコントロールでき、ストレスが溜まりにくくなるのです。
逆に亜鉛不足はイライラやうつ症状、マイナス思考を引き起こすとされています。
また、ストレスがかかるとメタロチオネインという物質が肝臓で合成されるのですが、その合成に亜鉛が必要なため、大量に消費されることがわかっています。
しかし、日頃から亜鉛を摂取しておくことで精神が安定し、ストレスが溜まりにくくなりますから、亜鉛の無駄な消費を抑えることができるのです。
自律神経の乱れ→血管の収縮→毛髪の栄養不足も、亜鉛の力でスッキリ解消!
亜鉛は「感情を安定させるミネラル」とも呼ばれています。
それは、幸せホルモンのセロトニンを生成する時に必要な補酵素だからです。
セロトニンは感情の起伏をコントロールして安定した精神状態を作り上げるホルモンで、抗うつ剤にはセロトニンを増やす作用のあるものがほとんどです。
セロトニンの材料となるものはビタミンB1や炭水化物、たんぱく質など、普通の食事で十分摂れるのですが、亜鉛だけは不足しがちです。
亜鉛を摂取することで精神が安定し自律神経が乱れなくなるので、血行が良くなり毛髪にも十分な栄養が届くようになるのです。
亜鉛は成長ホルモンの分泌を促進させて、白髪を改善する
成長ホルモンの分泌は白髪の予防や改善に非常に重要です。
「若返りホルモン」とも呼ばれ、血行促進や新陳代謝を促進させ、疲労回復や損傷した細胞を修復させる働きがあります。
そのため、成長ホルモンが減少すると細胞や頭皮が老化し、白髪の原因になるとされてきました。
成長ホルモンの分泌は加齢とともに減少し、思春期前を100とすると30代ですでに半分前後になってしまいます。
成長ホルモンを増やすためにはアミノ酸や運動がよいといわれてきましたが、2013年スイスの研究機関によって、亜鉛に成長ホルモンの分泌を高める働きがあるという論文が発表されました。
参考:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24296719
まだ研究段階ではありますが、亜鉛の摂取で熟睡できるようになり、疲れが取れやすくなったという意見がよくあることから、亜鉛によって成長ホルモンの分泌が促進されたという可能性は高そうです。
【お酒好きの方に朗報】亜鉛はアルコール分解にも活躍します
お酒を飲むと、肝臓でアルコールが分解されてアセトアルデヒドという有毒物質が生成され、その後酢酸となり解毒されます。
分解するときに必要となるのがアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素です。
脱水素酵素は補酵素があって初めて分解作業をすることができるのですが、その補酵素となるのが亜鉛なのです。
お酒を飲む前に亜鉛を摂取しておくと1時間程度で吸収されるので、アルコールが早く分解され、翌朝二日酔いになりにくくなります。
ただし、アルコール摂取で亜鉛は消費されてしまうので、お酒をよく飲む人は普段から多めに亜鉛を摂るようにし、身体や髪に悪影響が出ないよう気を付けてください。
亜鉛の摂取法
亜鉛と聞いて、食材をぱっと思い浮かべられる人はあまりいないのではないでしょうか。
実は動物性食品に多く含まれており、牛肉や豚肉、チーズ、卵(卵黄)など日常的に食べているもので十分な量が摂取できるはずなのです。
実は、亜鉛不足の日本人は非常に多いんです!
亜鉛の成人女性の推奨量は1日8.0mg、男性は10.0mgで、こんな食材に含まれています。
食品名 | 1食分 | 亜鉛量(mg) |
---|---|---|
牡蠣 | 100g | 13.2 |
牛肉(肩) | 100g | 4.6 |
牛ヒレ肉 | 100g | 4.2 |
牛ひき肉 | 50g | 2.6 |
豚肉(肩ロース) | 100g | 2.7 |
豚レバー | 50g | 3.5 |
鶏肉(もも) | 100g | 2.0 |
たらこ | 1腹 | 1.9 |
納豆 | 1パック(50g) | 1.0 |
豆腐 | 半丁 | 1.0 |
卵黄 | 1個分 | 0.8 |
プロセスチーズ | 1枚(20g) | 0.6 |
精白米 | 1杯(150g) | 0.9 |
スパゲティ | 乾麺100g | 1.5 |
これだけ見ると、不足しそうにない気がしますよね。
ところが厚生労働省の調査によると、実際の摂取量は女性が7.3mg、男性は8.9mgと不足しています。
亜鉛はミネラルのうちで最も欠乏しやすいといわれているのです。
特に日本人の場合、牛肉やチーズといった亜鉛を多く含む食品の消費量が世界平均に比べてかなり低いことから、慢性的に不足している人が多いと考えられています。
亜鉛が不足しがちな人に共通する生活習慣とは・・・
牛肉やチーズの消費量が少ないことも大きいのでしょうが、それ以上に亜鉛が不足がちになる生活習慣といえば、なんといっても飲酒です。
アルコールを分解するために亜鉛を大量消費
↓
アルコールが交感神経を活発化し、熟睡できない
↓
熟睡できないと成長ホルモンの分泌が少なくなる
↓
疲れが取れず、疲労やストレスが溜まる
↓
疲労やストレスで亜鉛の消費量が多くなり、交感神経が休まらずさらにストレスが溜まる
の悪循環で、どんどん亜鉛不足が深刻な状態になってしまいます。
亜鉛は不足しがちなクセにとても減少しやすいという非常に厄介な成分
このように、現代人は亜鉛が不足しがちな環境の中で暮らしています。
さらに厄介なのが、亜鉛という栄養素が元々吸収率が悪い上、亜鉛の吸収を阻害する成分が色々な食材に含まれているということです。
亜鉛阻害成分 | 食 材 |
---|---|
フィチン酸 | 米、小麦、大豆、とうもろこし、インスタント食品 |
ポリリン酸 | インスタント食品、スナック菓子 |
食物繊維 | 野菜、海藻類など |
シュウ酸 | なす、ほうれん草、カカオ(チョコレート)など |
タンニン | 緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒーなど |
食事中にお茶、食後にコーヒーを飲んだだけで亜鉛の吸収を妨げてしまうのです。
コンビニスイーツもチョコレートも亜鉛を排出してしまうため、せっかく摂った亜鉛が無駄になってしまいます。
こうしてみると、亜鉛を食事だけから毎日必要量摂取するのはかなり大変かもしれません。
亜鉛を正しく摂取するには“含有量”よりも“吸収効率”に着目
このように亜鉛の吸収を阻害する食材が多い場合、含有量よりもどれだけ吸収できるか、に着目するのが上手な摂り方です。
例えばゆで大豆100gには2.0mgの亜鉛が含まれていますが、フィチン酸と食物繊維を含有しているため、実際にはそれだけ摂取できる訳ではありません。
実際の吸収量をはかることはできませんが、計算より少し多めに、を心がけましょう。
また、せっかく食材から摂った亜鉛を無駄にしないよう、毎食時に飲むものをタンニンの少ない麦茶やルイボスティーにするだけでもずい分違うはずです。
亜鉛と相性の良い栄養素との同時摂取で、更に吸収効率アップ!
さらに亜鉛の吸収効率を良くするには、相性の良い栄養素を一緒に摂ることです。
良く知られているのが、ビタミンCとクエン酸です。
クエン酸もビタミンCも亜鉛のコーティング剤となり吸収しやすくするだけでなく、食物繊維の影響を抑えてくれます。
また、動物性たんぱく質もフィチン酸や食物繊維の影響を抑えてくれます。
肉料理にレモンを添えたり、野菜にはドレッシングを使う、酢の物や梅干しを添えるといった簡単な工夫で摂取しましょう。
簡単に亜鉛を摂取したいのならサプリメントが効果的
亜鉛は毒性が非常に少ない栄養素なので、多めに摂取しても問題は少ないとされています。
また、表の「耐容上限量」が「推奨量」の4倍以上あることから、サプリメントに書かれている摂取量を守ればまず問題はありません。
■亜鉛の食事摂取基準(mg/日)
年齢 | 女性 | 男性 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
推定平均必要量 | 推奨量 | 耐容 上限量 |
推定平均必要量 | 推奨量 | 耐容 上限量 |
|
15~17歳 | 6 | 8 | - | 9 | 10 | - |
18~29歳 | 6 | 8 | 35 | 8 | 10 | 40 |
30~49歳 | 6 | 8 | 35 | 8 | 10 | 45 |
50~69歳 | 6 | 8 | 35 | 8 | 10 | 45 |
70歳以上 | 6 | 7 | 35 | 8 | 9 | 40 |
ただし、亜鉛を慢性的に過剰摂取していると銅や鉄の吸収が妨げられ、排出されやすくなる傾向があります。
銅や鉄の不足は貧血、下痢、善玉コレステロールの低下、血中赤血球の減少、抗酸化作用の低下、免疫障害などが引き起こされる可能性があります。
白髪や抜け毛を早く改善したいからといって摂取量を自己判断で増やすことは絶対にしないようにしましょう。
カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。