実はヤバイかも・・・自分では気付き難い頭皮の臭いのセルフチェック方法と改善策-美髪ラボ

実はヤバイかも・・・自分では気付き難い頭皮の臭いのセルフチェック方法と改善策

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自分の頭皮のニオイって、あまり意識したことありませんよね。
でも、もしかしたら悪臭を放っているかも…！

大人になると、周りの人もよほどの臭いでなければ指摘してくれませんから、気づかぬうちにクサイ女と噂されているかもしれません。
そんなことにならないよう時々セルフチェックして、臭いに気づいた場合はすぐに改善策を取りましょう。

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他人を不快にさせる頭皮の臭いに要注意！

毎日シャンプーしてるから大丈夫…多くの女性はそう考えています。
それに、市販されているシャンプーの多くは女性好みのフレグランスが添加されていますから、万が一多少の臭いがあったとしても、それを隠してくれるような気がしますよね。
いわゆるマスキングという方法で、芳香性のある香りで臭いを隠してしまう方法です。

しかし、マスキングは元からある臭いを消す訳ではないため、フレグランスに悪臭が混ざるだけ。
だから、時間が経つにつれて異様な臭いに変化してしまうのです。

でも、毎日シャンプーしていれば、そもそも臭いなんて出ないでしょ？と思うかもしれません。
しかし、臭いの原因は髪ではなく「頭皮」です。
そして、頭皮の臭いは食事や生活習慣が大きく関係していて、いくら外側からケアしても体内に問題があれば臭いは発生してしまうのです。

また、臭いというのはなかなか本人は気づきにくいものです。
鼻からあるニオイが入り込むと、それが粘膜を刺激して電気信号を発生し、それを脳に伝えることで「ニオイ」として認識されます。

出典：https://www.new-cosmos.co.jp/product/972/

しかし、人間の鼻は同じニオイに慣れやすく、しばらくすると感じなくなってしまうのです。
身体の一部分から発するニオイの場合、常にそれを嗅いでいるため、すぐに鈍感になってしまうのですね。

ところが、そのニオイを常に嗅いでいる訳ではない他人にとっては、それが多少弱くなった程度では感じなくなりません。
特にそれを悪臭と感じた場合、それが脳に記憶されてしまい、ほんのかすかなニオイでも脳が反応してしまうのです。

自分では全く気づかなくても、周りからは「悪臭」と捉えられるニオイを発している可能性があるということを知っておきましょう。

今すぐ確認！頭皮の臭いをセルフチェック！

実際に自分の頭皮が臭っているか、すぐにセルフチェックしましょう。
とはいえ、前述したように自分のニオイは慣れ過ぎてしまって、鼻がバカになっていることが多いもの。
そこで、以下の方法でセルフチェックしてみてください。

指で頭皮をこすり、そのニオイを嗅ぐ

一番簡単なセルフチェック方法がこちらです。
まず、手をハンドソープなどでしっかり洗い、そのニオイを嗅ぎます。
次にその指で頭皮をこすり、再度ニオイを嗅いでみてください。
シャンプー直後と翌朝、シャンプー直前と何度かやってみると、ニオイの違いがわかります。

ハンカチやタオルで頭皮をこすり、そのニオイを嗅ぐ

指のほか、タオルやハンカチで頭皮をこするというセルフチェック方法もあります。
ハンカチやハンドタオルで頭皮の一部をこする、あるいはフェイスタオルを頭から被り、全体を揉み込むような感じでこすってから、ニオイを嗅ぎます。

ドライヤーで頭皮に温風を当て、そのニオイを嗅ぐ

毎晩毎朝ドライヤーかけてるけど、悪臭なんてしないわよ？と思っている方も、一度ドライヤーのかけ方を変えてみてください。

いつものように前から後ろに向かって風を当てるのではなく、後ろから前に向かって、あるいは横から顔方向に向かってかけるのです。
すると頭皮のニオイが温風によってはっきりわかり、セルフチェックできます。

出典：https://www.flickr.com/

朝起きたら枕カバーのニオイを嗅いでみる

枕は一晩中頭皮を乗せているので、ニオイが移りやすいものです。
そこで、朝起きたらすぐに枕カバーのニオイを嗅いでみましょう。
前の晩にシャンプーしたのに悪臭がするという場合、他人にも臭っている可能性大です。

帽子を何時間か被ってみる

できれば目の詰まった素材でできた帽子が、セルフチェックに最適です。
その帽子を半日程度被り続け、外した時に臭いがしたり、帽子に悪臭を感じたりしたら、やはり他人にわかるほど頭皮臭があると考えられます。

家族など近しい人に嗅いでもらう

ここまでのセルフチェック方法で問題がなければ、多分大丈夫なはず。
それでも心配だという場合は、家族などはっきり言ってくれそうな人に嗅いでもらいましょう。

ただし、頭皮のニオイが食事など家庭環境から来ている場合、家族も同じニオイを持っている可能性が高いため、あまりわからないこともあります。
同居していない親族のほうが良いかもしれません。

ニオイ測定器を使用する

日本人は非常に体臭が少ないといわれています。
そのために却ってニオイに過敏になってしまうのでしょう。
そんな日本人のために、タニタから体臭測定器「においチェッカー　ES-100」が販売されています。
気になる部分にセンサーを当てると、11段階でニオイを判定してくれるというもの。

出典：http://www.tanita.co.jp/

定価が13,824円（税込）で、センサーカートリッジは約2,000回で交換（定価5,378円）とお安くはありませんが、加齢臭に悩む男性がいる家庭なら、セルフチェック用に1台あっても良いかも。

もしかして臭ってる！？考えられる原因は？

体臭は誰にでもありますから、上記の方法で頭皮に臭いがありそうだったとしても、それはむしろ当然です。
とはいえ、頭皮が臭うというのは頭皮環境が悪くなっているということで、放置しておくと髪の健康に影響を及ぼしてしまうかもしれません。

臭いの原因には以下のことが考えられます。

シャンプー方法の間違い

女性の場合、頭皮より髪を重点的に洗いがちです。
すると頭皮の皮脂を充分落とし切れないまま蓄積されてしまいます。
皮脂は紫外線や空気によって過酸化脂質に変化し、それによって悪臭がしてしまうのです。

また、すすぎが不十分で頭皮にシャンプーが残ってしまっていることもあります。
シャンプーの中には脂肪酸やオイルを配合したものが多くあり、脂肪酸そのものが臭ったり、酸化して悪臭を放ったりします。

シャンプーの洗浄力が強すぎる

市販のシャンプーの多くは、洗浄力や脱脂力が強い界面活性剤を配合しています。
すると頭皮の保護に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。

皮脂には紫外線などの外的刺激から頭皮を守る働きがあるため、それが失われると元の状態に戻ろうと皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあるのです。
すると、その皮脂が紫外線に当たって過酸化脂質となり、臭いの原因となります。

シャンプーの回数が多すぎる

臭いがするからと、夜と朝の2回シャンプーしていませんか？
シャンプーのし過ぎは皮脂をすべて洗い流してしまい、一度失われた皮脂は元通りになるまでに数時間～半日かかるといわれています。

しかしそれを毎日何度も繰り返していると、洗浄力が強すぎるシャンプーを使用している場合と同様頭皮の皮脂腺がフル回転するため、分泌量が過剰になります。
すると雑菌が繁殖しやすくなってしまうのです。

頭皮にはマラセチア菌という常在菌がおり、皮脂を食べて頭皮を弱酸性に保つ役割があります。
しかし皮脂が過剰分泌されるとこの菌も異常繁殖し悪臭の原因となるだけでなく、髪を育てる毛母細胞を酸化させてしまい、髪が抜けやすくなったりハリやコシがなくなったりしてしまうのです。

洗髪後、髪を完全に乾かさない

雑菌の多くは、湿度が高いほど繁殖します。
シャンプー後自然乾燥させたり、ドライヤーを適当にかけて頭皮がしっかり乾いていなかったりすると、あっという間に雑菌が繁殖します。

するとそれらが脂肪酸を作り、空気によって過酸化脂質に変化し、洗濯物を部屋干しした時と同じような臭いの原因となるのです。

髪にダメージがある

シャンプーの香りが髪につくのは、濡れていることによってキューティクルが開き、香り成分が吸着しやすくなるためだと考えられています。
健康な髪の場合、乾いているとキューティクルが閉じているため、周りの臭いはあまりつきませんし、ついてもブラッシングだけでほとんど落とすことができます。

しかし、ダメージへアは乾いていてもキューティクルが開いたままになっているため、頭皮の臭いが常に吸着しやすい状態です。
そのため頭皮臭がある場合、それがより強くなって周りにもわかるほどになってしまうのです。

加齢などによる女性ホルモンの減少

男性ホルモンには皮脂の分泌を促進させる働きが、女性ホルモンには抑える働きがあります。
女性にも男性ホルモンはあるものの、量が少ないため皮脂量はそれほど多くありません。

しかし30代前半から女性ホルモンの分泌量が減り始めると、男性ホルモンの力が強くなり皮脂分泌が増えてしまい、過酸化脂質に変化して臭いの原因となります。
特に更年期にさしかかると女性ホルモンの分泌量は極端に減るため、男性以上に頭皮が臭いやすくなるのです。

40代以降、加齢臭の原因となる成分が産生

40歳を過ぎたあたりから、「9-ヘキサデセン酸」という脂肪酸が発生します。
これが頭皮の過酸化脂質によって酸化すると、「ノネナール」という成分となり、これが頭皮の加齢臭の原因になるのです。

出典：https://www.shiseidogroup.jp/

脂っこい食事が多い

肉や脂肪が体内で分解される時に、インドールや硫化水素、スカトールといったニオイ物質ができます。
これらの成分は、濃度や量が少なくても非常に感知されやすいという特徴があります。

ツンとする臭いの元となるアンモニアも気づきやすいですが、腐った卵の臭いの硫化水素はその約3650分の1、便の臭いのスカトールは何と約26万分の1の濃度でも感知できることがわかっています。
そのため、脂っこい食事が好きな人ほど体臭が周りの人に感知されやすくなるのです。

※財団法人　日本環境衛生センターのデータより抜粋

ストレスが貯まっている

ストレスを感じると、ストレスホルモンのコルチゾールが副腎皮質から分泌されます。
このホルモンには血圧を上昇させ、交感神経を活性化させる働きがあります。
すると男性ホルモンが分泌され、皮脂分泌が盛んになって悪臭の原因となるのです。

さらに、ストレスは活性酸素を発生させることがわかっています。
活性酸素は頭皮の皮脂を過酸化脂質に変化させる作用があるので、これも頭皮の臭いの元になってしまうのです。

頭皮の臭いを改善する方法と臭い対策グッズ

このように、頭皮の臭いの原因となることはたくさんありますから、たとえ現在は臭っていなくても、いつ発生するかわかりません。
予防改善のために、以下のことを常に行なうようにしましょう。

シャンプーは正しく使う

シャンプーする際は、次のことを守りましょう。

多くの皮膚科医は、日本人女性は髪を洗いすぎだと考えています。
また日本毛髪科学協会では、女性は2日に1回程度で充分だとしています。
シャンプーを替えなくても、回数を減らすだけで臭いがしなくなることもありますので、特に女性ホルモンの分泌量の減りが激しくなる40代以降は試してみてくださいね。

また、洗いすぎは髪のキューティクルが傷つきやすくなり、悪臭が髪からも臭ってしまう原因となります。
その点からも、回数を減らしたり脱脂力が穏やかなシャンプーを使用したりすることをお勧めします。

なお、消臭効果のあるシャンプーも販売されていますが、アルコールが含まれているものが多く、肌荒れの原因となることがあります。
使用する場合は、天然のハーブなど刺激の少ないものを配合してあるシャンプーを選びましょう。

枕カバーはこまめに取り替える

皆さんは、枕カバーはどのくらいで洗濯していますか？
1週間に一度、シーツと一緒に洗うという人が多いというアンケート結果がありますが、それでは少なすぎるのだとか。

寝具メーカー大手の東京西川によると、「枕カバーはできるだけ毎日洗濯してほしい」そうです。
頭皮の汗が染み込みやすいため、それだけ雑菌が繁殖しやすく、いくら頭皮を清潔にしても、寝ている間に悪臭の原因になるのです。

枕カバーは下着と同じと考え、できるだけこまめに取り替えましょう。

脂っこい食べ物は少なめに摂る

特に肉類は悪臭を作り出す原因となります。
食事の際は穀物や野菜を中心に食べ、動物性食品は控えめに摂りましょう。

また、ジャンクフードやスイーツは脂質が多く含まれています。
植物性油脂といえど活性酸素を作り出す原因となりますので、まずはバランスの取れた食事を規則正しく食べるようにしてください。

とはいえ、無理に好きなものをガマンするとストレスとなり、それが頭皮の臭いの原因となることもあります。
そこで、消臭効果のある食材を同時に摂取することで臭いを抑えましょう。

スイーツを食べながら梅干しというのはちょっと苦しいかもしれませんが、クエン酸が含まれたものなら似た効果が期待できます。
レモンやライム、キウイ、グレープフルーツ、オレンジ、イチゴなどに多く含まれていますので、フルーツジュースやフルーツ系のスイーツを選ぶと良いですね。

ビタミンCやE、大豆製品を積極的に摂る

頭皮の臭いとなる原因の一つに活性酸素がありますが、これを抑制してくれるのがビタミンCやEなどの抗酸化物質です。

ビタミンCは体内に蓄積できないので、できるだけ毎食摂るようにしましょう。
難しい場合は、サプリメントを利用するのもお勧めです。

また、女性ホルモンの減少による場合は、イソフラボンが含まれている大豆製品を多めに摂るのも良いとされています。
イソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあり、皮脂分泌量をコントロールする助けとなります。

臭い対策用サプリメントを摂る

日本ではあまり知られていませんが、亜鉛や葉緑素（クロロフィル）には強力な消臭効果があります。

亜鉛は髪の成長にも必要なものですが、牡蠣やレバー、ほやなどあまり日常的に食べないものに多く、不足しがちです。

また葉緑素は緑黄色野菜や海藻に多く含まれていますが、こちらも充分摂っていない人が多いといわれています。
どちらも身体に必要なものなので、用量を守れば副作用などもありません。

また、加齢による悪臭は、イソフラボンのサプリメントも効果が期待できます。
ただし、イソフラボンのサプリメントはあまり摂り過ぎると不正出血などの作用が起こる場合があるので、必ず用量を守って摂取しましょう。

活性酸素の発生を促進する生活を改める

出典：https://health.suntory.co.jp/

活性酸素は運動不足や睡眠不足、タバコ、アルコール、紫外線の浴び過ぎなどの生活習慣の乱れによっても発生します。
生活習慣の乱れによってニキビが出来やすい人は活性酸素が体内に貯まっている可能性が高く、頭皮の臭いも出やすくなります。

できるだけ身体を動かす、夜10時頃にはベッドに入る、スマホやパソコンを夜遅くまで使わない、タバコやアルコールは控えるなど、できるだけ正しい生活習慣を送りましょう。

女性用育毛剤で頭皮環境を改善する方法も

頭皮が乾燥していたり皮脂が多すぎたりすると髪が育ちにくくなるだけでなく、悪臭にもつながります。

そこで、女性用育毛剤を使ってみるのも手です。
女性用育毛剤は髪を生やすことが目的ではなく、髪が健康に育つ環境を作るものです。
保湿成分や血行促進成分などが配合されているので頭皮環境が改善され、皮脂分泌が正常になるので臭いの改善効果が期待できるのです。

皮脂量をコントロールするシャクヤクエキスやオドリコソウエキス、抗酸化成分のローズマリーやショウキョウエキス、ユキノシタ、酢酸トコフェロールなどが配合されているものもありますよ。

応急処置にはウェットティッシュを

臭いの原因は頭皮にありますから、ウェットティッシュで拭くと効果があります。
アルコール除菌タイプのものならさらに効果的ですが、頭皮が乾燥しやすいので、あまり頻繁に使用するのはお勧めしません。

また、緑茶に含まれるカテキンには殺菌効果があるので、ハンカチやティッシュに含ませて頭皮を拭くのも良いでしょう。

ドライシャンプーも臭いやべたつきを抑える

入院時や災害時に使われる水不要のドライシャンプーは、頭皮や髪についた皮脂を取り去る作用があります。
パウダー状のほかスプレーやシートのものもありますので、使いやすいものを一つ持っておくと良いですね。

頭皮の臭いは自分ではなかなか気づきにくいものですが、かなりのマイナスイメージになります。
こまめにセルフチェックを行ない、気づいた時にはその原因を探り、すぐに対策を取りましょう。

カラートリートメントって染まりにくい？　人気商品を比較

カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。

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